介護職としてのキャリアアップを目指して
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ドットラインの訪問介護
スタッフ同士の連携や、未経験からでも始めやすい研修体制も魅力のひとつ。そんなドット365で働く介護職の方へ、実際の仕事内容ややりがいなどをインタビューしました。ぜひ参考にしてみてください。

プライベートでは音楽フェスを愛し、全国を飛び回るアクティブな一面も。「働きやすさは作れる」という信念のもと、チームの雰囲気づくりやキャリア支援にも取り組んでいる神谷さんにお話を伺いました。
きっかけは「伝えたい思い」が言えなかったあの時
――インタビュアー
まずは、介護職を目指されたきっかけから教えていただけますか?
――神谷さん
もともとは、身内が介護職をしていたんです。仕事の話を聞いているうちに、「人の役に立つ仕事っていいな」と自然と興味が湧きました。
実は私、高校までは人と話すのがすごく苦手で…。でも、介護の仕事を通して、自分のコミュニケーション力を磨きたいという思いもありました。介護は、ただお世話をするだけじゃなくて、心を通わせることも大切じゃないですか。その中で、人と関わる力をつけていけたらと思って、高校卒業後すぐに特養へ就職しました。
――インタビュアー
そこから複数の施設で経験を積まれたと伺っています。
――神谷さん
はい、特養を3社ほど経験しました。ただ、若手が多い職場もあれば、逆に年上の方ばかりの環境もあって…。とくに2社目の施設では、周りが50代以上の方ばかりで、自分の意見がなかなか言えなかったんです。
「こうしたらもっと良くなるのに」と思っても、距離を感じて口にできない。それが少しずつ自分の中にたまっていって、「ここにはいられないな」と感じてしまいました。
――インタビュアー
そこから一度介護を離れて、有名なコーヒーチェーン店で働かれたんですよね?
――神谷さん
そうなんです。神奈川で新しい施設に入る予定だったんですが、コロナ禍でオープンが白紙になってしまって。「だったら、介護以外の仕事も経験してみよう」と思って、スタバに入りました。
でも、どこかで「また介護に戻りたい」とずっと思っていました。人と向き合える仕事が、やっぱり自分に合っていたんだと思います。
訪問介護への転職、ドットラインとの出会い
――インタビュアー
再び介護業界に戻るタイミングで、訪問介護を選ばれたのはなぜでしたか?
――神谷さん
コーヒーチェーン店で働いているときも、「いつかはまた介護に戻ろう」と決めていました。そのとき、訪問介護という働き方にも興味があったんです。
それまではずっと施設で、同じ場所で複数の利用者様を同時にケアする働き方だったんですが、「利用者様の自宅に訪問して、一対一で向き合える介護って、どうなんだろう?」と。経験したことがないからこそ、やってみたいという気持ちがありました。
――インタビュアー
実際にドットラインを見つけたのは、どんなきっかけでしたか?
――神谷さん
求人サイトで「ドットライン」「訪問介護」「オープニングスタッフ」というワードが並んでいて、すぐに目に留まりました。特に「オープニングスタッフ」というのが魅力的でした。人間関係に悩んだ経験があったので、ゼロから関係を築ける職場環境に惹かれたんです。
――インタビュアー
他の会社と比較することはなかったんですか?
――神谷さん
いえ、実はしていないんです(笑)。求人を見たときに「ここだ」と感じて、すぐに応募しました。応募後の面接でも、会社の考え方や、研修制度がしっかりしているところに安心感がありました。
特に印象的だったのは、ルールや考え方を「ただ説明される」だけではなくて、「自分で理解するためのテストがある」と言われたこと。ちゃんと学んで身につける機会があるって、すごく良いなと思ったんです。
――インタビュアー
教育体制の丁寧さに安心感を覚えたということですね。
――神谷さん
はい。今後、キャリアアップしていくうえで、「ちゃんと学べる職場に身を置きたい」という想いがあったので、「ここなら挑戦できそう」と感じました。
訪問介護の現場で感じたやりがいと成長
神谷さんのとある1日のタイムスケジュール
- 6:30 利用者宅へ直行し、起床介助・トイレ介助などの身体介護(約2時間)
- 8:30〜10:00 移動・事業所に戻って書類整理、次訪問先の確認
- 10:00〜11:30 2件目の訪問(家事援助:掃除・買い物・調理など)
- 11:30〜13:00 事業所に戻り、昼休憩(約1時間)
- 13:00〜15:00 事務作業(シフト管理、電話対応、利用者調整)
- 16:00〜17:00 3件目の訪問(入浴介助)
- 18:30〜19:30 4件目の訪問(入浴介助・そのまま直帰)
- 日によって フィールドマーケティングや他スタッフとの調整業務を隙間時間で実施(週2〜3回)
――インタビュアー
実際に訪問介護の現場に入ってみて、どんな印象を受けましたか?
――神谷さん
最初に印象に残っているのは「フィールドマーケティング」の経験ですね。他の事業所やケアマネジャーの方々に自分から会社を紹介する機会があって、介護職としては初めての体験でした。自分の言葉で会社のことを説明するって、すごく緊張しましたけど、新鮮で面白かったです。
――インタビュアー
フィールドマーケティングや社外対応というのは、訪問介護ならではですね。
――神谷さん
はい。これまでの施設では、利用者様に対するケアはしていても、他の事業所と連携を取ったり、顔を合わせたりする機会はほとんどありませんでした。でも今は、自分がサービス提供責任者として、事業所の「顔」になる場面もあって、自分の役割の幅が広がったと感じています。
――インタビュアー
現場では、どのようなスケジュールで動いていらっしゃるんですか?
――神谷さん
週によって多少の変動はありますが、早い日は6時半からのご利用者様宅訪問でスタートします。朝は身体介護が中心で、起床介助やトイレ誘導、お着替えなどを2時間ほどかけて行います。その後、10時からは生活援助が中心で、掃除や調理などを行うケースが多いです。
お昼は事業所に戻って休憩を取って、午後は事務作業や電話対応、シフトの調整など。管理業務のほかにも、夕方からは再び入浴介助に2件ほど伺うこともあり、最後は19時半ごろに業務終了となる日もあります。
――インタビュアー
長丁場ではありますが、充実されているんですね。
――神谷さん
はい、体力的に大変なときもありますが、移動中に少し休憩を取れるのも訪問ならではですし、「自分で1日の流れをコントロールできる」という感覚があります。毎日同じことの繰り返しじゃないのも、私には合っていると感じています。
人と人との「つながり」を大切にしたい
――インタビュアー
現在のお仕事の中で、特に力を入れていることは何ですか?
――神谷さん
一番大切にしているのは、やっぱり「コミュニケーション」です。これは利用者様との関係だけではなく、スタッフ同士やご家族、他の事業所との連携でも同じ。小さなことでも「何か困っていないか?」と気にかけて声をかけるようにしています。
――インタビュアー
具体的に、どんな工夫をされているのでしょうか?
――神谷さん
例えば、「今日、なにか気になることありましたか?」と、あえて日常会話の中で聞くようにしています。悩んでいることって、自分からは言い出しにくいじゃないですか。でも、こちらから聞けば、安心して話してくれる方が多いんです。
実際に、「実はこの利用者さんの対応で少し悩んでいて…」と打ち明けてくれたスタッフがいて、それを事業所全体で共有して、サービスの工夫をすることもあります。
――インタビュアー
働きやすさを生み出すには、風通しの良さも必要ですね。
――神谷さん
そうなんです。私自身、以前の職場では「言いたいことが言えなかった」経験があるので、同じ思いを誰にもさせたくないと思っています。だから、「小さなモヤモヤ」でも吐き出せる雰囲気づくりを心がけています。
誰かが話してくれることで、「あ、私も同じように感じてた」と声が上がることもあるんですよ。気づきの連鎖って、そうやって生まれるんだなと思います。
やりがいは「ありがとう」の中にある
――インタビュアー
神谷さんが今、介護の仕事の中でやりがいを感じていることは何でしょうか?
――神谷さん
やっぱり、利用者様からの「ありがとう」の言葉ですね。施設では一人にかけられる時間が限られていたけど、訪問介護ではしっかりとその方に向き合える。だからこそ、「あなたがいてくれてよかった」と直接言ってもらえたときの喜びは、何物にも代えられません。
――インタビュアー
特に印象に残っているエピソードなどはありますか?
――神谷さん
はい。言葉でのコミュニケーションが難しい利用者様がいて、その方はまばたきで意思を伝える方でした。最初はどんなことを訴えたいのか、全然わからなかったんです。でも、毎日顔を合わせて少しずつ変化を感じ取りながら、「こんにちは」と声をかけたときにパチッとまばたきで返してくれた瞬間があって。
その後も問いかけに反応してくれるようになって、ある日、ふっと笑ってくれたんです。その笑顔を見た瞬間、「この方は今、心を開いてくれているんだ」と感じて、本当に嬉しくて…。あの時の表情は今でもはっきり覚えています。
――インタビュアー
言葉がなくても、心が通い合った瞬間だったんですね。
――神谷さん
はい、あの一瞬のまばたきと笑顔に、何度も助けられました。介護は、技術だけではなくて、気持ちを寄せることが大切。利用者様の小さな変化に気づけるようになったことが、自分の成長でもあり、やりがいそのものです。
働きやすさは個人に合わせてくれる柔軟さ
――インタビュアー
ドット365で働く中で、「ここは本当に働きやすいな」と感じるポイントがあれば教えてください。
――神谷さん
まず感じているのは、働き方の“自由度の高さ”です。たとえば月曜は短時間、火曜はフル稼働…というふうに、1週間単位で勤務時間のバランスを調整できるんです。
お子さんがいる方は、「夕方には家に帰りたい」という希望もありますし、そういうときは朝早めにシフトを組んだりして対応しています。スタッフ一人ひとりの状況をちゃんと考えてくれる体制があるのが本当にありがたいですね。
――インタビュアー
有給なども取りやすい環境なんでしょうか?
――神谷さん
はい、かなり取りやすいです。私も音楽フェスが趣味で、県外に行くこともあるので、有給の取りやすさって大事なんですよ(笑)。ドットラインでは、そういったプライベートの希望もきちんと聞いてもらえるから、仕事とのメリハリをしっかりつけられます。
――インタビュアー
それぞれの“自分らしさ”を大切にしてもらえる職場ですね。
――神谷さん
まさにそうです。サービス提供責任者としてシフトの組み立ても担当していますが、「この人にはこの時間帯が合うな」とか、「このご利用者様との相性はこの人だな」とか、そういう細かい調整ができる裁量があるのも魅力ですね。
スタッフと話し合いながら、一緒により良いシフトを作っていく感覚があって、「自分たちで職場をつくっている」実感があるんです。
目指すのは安心して働ける環境を支える存在へ
――インタビュアー
最後に、今後のキャリアや将来像について教えていただけますか?
――神谷さん
今は主任として、サービス提供責任者をしながら現場も見ていますが、将来的には管理職を目指しています。というのも、私自身が過去に「言いたいことが言えない」環境に悩んできたからこそ、誰もが安心して働ける職場を自分の手でつくっていきたいと思っているんです。
――インタビュアー
具体的には、どんな取り組みをされていますか?
――神谷さん
今は、スタッフが気軽に「困ってることない?」って話せるように、自分から声をかけることを徹底しています。週1回の会議でも、上司に自分の想いや不安を伝えるようにしていますし、事業所内の空気づくりにはかなり意識を向けています。
誰もが自分らしく働けて、かつ評価される環境。そんな場所を目指して、今後も一歩ずつキャリアを積んでいきたいです。
――インタビュアー
今まさに転職を悩んでいる方に、何かメッセージがあればお願いします。
――神谷さん
「未経験だから無理かも」「今の職場が合わないけど、他も似たようなものじゃないか…」って悩んでいる方、多いと思います。でも、ドットラインみたいに、挑戦を応援してくれる職場もあります。
私は、挑戦してよかったと思っています。だからこそ、経験の有無に関係なく、「やってみたい」という気持ちを大切に、一歩を踏み出してみてほしいです。

そんな未来を信じて進む人へ
職場づくりにも積極的に関わり、安心して働ける環境を支える存在へと着実に歩みを進めている姿が印象的でした。
ドット365の柔軟な体制と、挑戦を応援する社風が、介護職の可能性をさらに広げてくれる。そう感じさせてくれるインタビューでした。