シングルマザーとして仕事と子育てを両立させる
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ドットラインの訪問介護
スタッフ同士の連携や、未経験からでも始めやすい研修体制も魅力のひとつ。そんなドット365で働く介護職の方へ、実際の仕事内容ややりがいなどをインタビューしました。ぜひ参考にしてみてください。

働きやすい職場環境に支えられ、子育て世代としてのリアルな声を活かしながら、日々の現場に丁寧に向き合っている毎日についてお話をお伺いしました。
「やってみようかな」から始まった、介護への道
――インタビュアー
まずは、介護職に就かれるまでの経緯を教えていただけますか?
――松下さん
もともと「絶対に介護をやりたい!」という感じではなくて、正直、当時は「ちょっとやってみようかな」くらいの気持ちでした。でも、いざ施設で働いてみると、自分の中に「これは知っておいた方がいい知識だな」という実感が湧いてきたんです。
将来自分の親の介護が必要になるかもしれない。それを考えると、経験としてやっておくのは悪くないなと思ったのが、最初のきっかけです。
――インタビュアー
そこから介護を離れて、在宅ワークの道に進まれたんですね?
――松下さん
はい。一度介護から離れて、プログラマーの仕事に就きました。子どもが小さかったので、在宅でできるというのが大きな理由でした。でも、案件が終わって一区切りついたとき、「このまま続けるのは難しいかも」と思い始めて。
そんなとき、知人の紹介でドットラインを知りました。先輩が働いていて、「子育て中でも働きやすい職場だよ」と聞き、面接を受けることにしました。
――インタビュアー
再び介護の世界に戻ることに、不安はありませんでしたか?
――松下さん
まったくなかったわけじゃないです。でも、以前の経験もありましたし、なにより「ここなら大丈夫かも」という直感がありました。
実際、面接で感じたスタッフの温かい雰囲気や、現場の余裕ある空気に安心感を持てました。忙しさはあるけれど、みんなが楽しそうに働いているのが伝わってきたんです。「ここなら、子育てと両立できるかもしれない」と思いました。
訪問介護の間がくれる心のゆとり
――インタビュアー
訪問介護という働き方に対して、最初はどのような印象を持っていましたか?
――松下さん
最初は「1人で行って、ちゃんとできるかな?」という不安もありました。でも実際にやってみると、移動中に1人になれる時間があるのが大きな違いでした。
施設で働いていたときは、常に人に囲まれていて、自分の心を整理する時間もなかったんです。でも今は、訪問と訪問の間に一息つける時間がある。その“間”が、気持ちの切り替えになっていて、すごくありがたいです。
――インタビュアー
訪問先では、どのようなケアをされていますか?
――松下さん
入浴介助やおむつ交換、掃除や調理など、内容はさまざまです。でもどれも、一対一でしっかりと向き合えることが訪問介護の魅力だと思っています。
言葉がなくても、視線や表情、手の動きで感じ取れることがたくさんあるんです。その人が今日どんな気分なのか、何を求めているのか、よく観察して対応するようにしています。
――インタビュアー
具体的に気をつけていることなどはありますか?
――松下さん
表情と声のトーンを意識するようにしています。たとえば、「大丈夫ですよ」と言っても、顔が緊張していたら伝わらないですよね。言葉と表情のギャップがないように、自分の気持ちも整理してから訪問に入るようにしています。
大変なときもある。でも「助け合い」があるから続けられる
――インタビュアー
訪問介護のお仕事で「ここは大変だな」と感じる場面はありますか?
――松下さん
やっぱり道ですね(笑)。車で移動するので、ナビを見ながら走ることが多いんですけど、初めて行く場所だと「ちゃんと着けるかな?」と毎回ドキドキしてます。特に朝は渋滞することもあるし、工事の情報も読めないことがあるので…。
ナビを使っていても迷うこともありますし、「間に合うかな」っていう焦りは常にありますね。
――インタビュアー
それは想像以上に気を遣う部分ですね。
――松下さん
はい。それでも続けられているのは、「助け合いの風土」があるからだと思います。子どもが熱を出したときなど、急な欠勤でも連絡しやすいですし、みなさんの対応がとても早くて柔らかいんです。
シフトも、「なるべく自宅に近い訪問先を組んでくれる」など、自然と気遣ってもらえているのが伝わってきて。本当にありがたいですね。
――インタビュアー
それは安心して働ける理由になりますね。
――松下さん
はい。子育て経験のあるスタッフも多くて、共感してくれる方がたくさんいるんです。「大丈夫だよ」「私もそうだったからわかるよ」って言ってもらえると、気持ちが軽くなります。
やりがいは、日常の中にある「ありがとう」
――インタビュアー
訪問介護の中で、やりがいを感じるのはどんなときですか?
――松下さん
一対一で、その方の生活の中に関わるというのが、訪問介護ならではの特徴だと思っています。その中で、掃除をしたり、おむつを替えたり、料理をしたり…。一つひとつは地道な作業なんですが、終わったあとに「すっきりした」「助かったよ」と言っていただけることが多くて、それがとても嬉しいです。
――インタビュアー
「生活の質」をその場で改善できる感覚に近いですね。
――松下さん
そうですね。施設だと「業務を終わらせる」ことが中心になりがちだったんですけど、訪問ではその場で「ありがとう」が返ってくる。「やってよかったな」っていう実感がすぐに得られるんです。
――インタビュアー
特に印象に残っているエピソードはありますか?
――松下さん
あるご高齢の方のお宅で、掃除や整理整頓を任されたことがありました。私はただ「少しでも快適に過ごしてもらえたら」と思って対応していたんですけど、終わったあとにその方が「こんなにきれいにしてくださって、なんだか部屋が明るくなった気がする」って言ってくださって。
その言葉に、私の気持ちまで明るくなったというか…。ほんの少しの工夫や気遣いが、その方の暮らしを変えられる。そう思える瞬間がたくさんある仕事です。
母としての時間も大切にできる働き方
松下さんのとある1日のタイムスケジュール
- 9:00 出勤・1件目の訪問介護(生活援助・身体介護など)
- 10:30〜12:00 2件目訪問または移動・休憩(タイミングにより変動)
- 13:00〜14:30 3件目の訪問介護
- 14:30〜15:30 移動や次訪問先の準備、場合により学習時間に充当
- 15:30〜17:00 4件目の訪問介護(最終訪問は自宅近くに調整されることも)
- 17:00 退勤(お子さまの送迎時間に合わせて時短勤務を調整)
――インタビュアー
子育てと仕事を両立する中で、ドットラインの働きやすさはどのように感じていますか?
――松下さん
私は今、時短社員として9時から17時まで、週5日で働いています。子どもを保育園に送迎できる範囲で働けるように、入社時に相談して、勤務時間を調整してもらいました。
「こういう働き方をしたい」と伝えたら、それを尊重してくださったのがすごくありがたかったです。
――インタビュアー
日々の業務の中でも、配慮されていると感じる部分はありますか?
――松下さん
はい。たとえば最後の訪問先が自宅の近くになるように、シフトを調整してもらうことが多いです。保育園の迎えに間に合うように、みなさんが配慮してくださってるのが伝わってきて…。本当に助かっています。
あとは、子どもが急に熱を出したとき。連絡したらすぐに対応してくれて、「大丈夫だよ」と声をかけてもらえる。
――インタビュアー
そうした「助け合い」が自然とある職場なんですね。
――松下さん
はい。子育て経験者の方が多いのもあって、休み明けも、緊張せずに戻れる雰囲気がある。それって、働き続けるうえですごく大きいなと思います。
安心感を届けられる人になりたい
――インタビュアー
将来的に、どのような介護職員を目指していきたいですか?
――松下さん
今はまだ慣れていない部分も多いですが、まずは経験をしっかり積んで、安心して任せてもらえる存在になりたいです。子どもが小学校に上がったら、勤務時間を少しずつ延ばすことも考えています。
それと、前職でプログラミングをしていたので、パソコンスキルももっと伸ばして、何かに活かせたらいいなと。まだはっきりとは決まっていないけど、将来に向けてコツコツ準備していきたいです。
――インタビュアー
介護の現場で、どのような存在でありたいと考えていますか?
――松下さん
利用者様が「この人が来てくれると安心する」と思ってくれるような、落ち着いた空気を持ったスタッフになりたいです。あとは、これから入ってくる方にとっても、サポートできる存在になれたら嬉しいですね。
子育てをしながら働くって、やっぱり大変なことも多いけど、「ここならできる」と思える環境があることを伝えられる立場になっていきたいです。
気負わず、まずは「ちょっとやってみよう」からでいい
――インタビュアー
最後に、これから介護職を検討しているシングルマザーの方に、メッセージをお願いします。
――松下さん
介護職って、どうしても「大変そう」とか「ハードそう」って思われがちだと思うんですけど、実際には人によって働き方も違いますし、環境次第で全然印象が変わります。
私は「ちょっとやってみようかな」くらいの気持ちで始めたけど、気負わずに一歩を踏み出したことで、今の環境に出会えました。だから、あんまり気合いを入れすぎずに、「まずはやってみる」でもいいと思うんです。
ドットラインには、そういう方を受け入れてくれる優しさと柔軟さがあります。少しでも興味があるなら、ぜひ飛び込んでみてください。

特別なスタートではなく「ちょっとやってみようかな」から始まった介護の仕事。その中で、利用者様の「ありがとう」や、チームの支えによって、仕事のやりがいや誇りを育てていく過程は、多くの方の背中を押してくれるはずです。
ドット365には、「家庭があるからこそ働ける」という選択肢が自然と用意されている——そんな温かな現場の空気が伝わってくるインタビューでした。