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地震をはじめとした災害が発生した時の最適な行動を身に付けている、緊急時対応のスペシャリストです。特に災害発生時に関する要配慮者ならびに避難行動要支援者への適切な対応や、日常的なリスク対策について豊富な知識を身に付けています。
防災介助士は、地震や水害などの災害が発生した際の正しい行動をレクチャーする役割を担っています。対象となるのは子どもから大人まで、すべての人です。自分自身を守る方法はもちろん、要配慮者や避難行動要支援者をサポートする方法も教えています。
防災介助士は万が一の災害発生に、要配慮者ならびに避難行動要支援者の避難支援を行います。身体機能が低下している人は災害時に逃げ遅れてしまう可能性があるため、最悪の事態に陥らないようスピーディーかつ的確にサポート。また日ごろから防災意識を高め、災害への備えも欠かしません。
実際に災害に遭った際、ケガをした人の基本的な応急手当を行います。また自力で避難できない状態に陥ってしまった人を搬送して、最悪の事態を回避。災害だけでなく日常での怪我や事故の際の応急処置も防災介助士が担うケースが多々あります。
災害介助士にはこれといった受験資格がありません。年齢や性別、経験などに関係なく誰でも受験できます。ただし資格を取得するためには、自宅学習・課題提出・実技教習をクリアしたうえで筆記試験に合格する必要があります。
自宅学習にて防災や介助についての知識を深め、課題100問中70以上を取れば実技教習と筆記試験へ進むことが可能です。70以上を取れない場合も課題の再提出ができます。諦めずに挑戦しましょう。実技教習は全1日で、教習の最後に筆記試験を実施。こちらも70点以上で合格となっており、合格すればその場で防災介助士の登録申請ができます。
災害介助士の試験合格率は80%以上です。他の試験と比べても合格率は高いので、難易度はそれほど高くないでしょう。
カリキュラムは防災介助士の社会的な必要性や基本理念、災害事象の理解と対応、適切な防災技術など。実技教習では、毛布や椅子を利用した搬送方法や身体の各部位における応急処置方法を学びます。
受講料は27,500円(税込)で、学生は24,600円(税込)です。また資格取得後も3年に1度、3,300円(税込)の更新料が必要となります。
防災介助士という名前の通り、この資格は防災時に支援や配慮が必要な人の多い場所で活躍します。そのため介護業界では、いざという時に防災介助士が必要になるでしょう。
保育園や幼稚園、小学校といった小さな子どもが集まる施設も、防災介助士が活躍できる場所です。日常的に防災時の正しい行動を子どもたちにレクチャーすれば、万が一の際にも子どもたち自身が自分の身を自分で守れるようになります。とはいえ、災害時に落ち着いて最適な行動を選択できる子どもはそう多くありません。そんな時にも防災介助士が対応をすれば、スムーズかつ安全な避難が可能になります。
防災介助士は、いざという時に最も活躍する職業です。災害時に要配慮者や避難行動要支援者ができるほど冷静沈着で、焦らず行動できる人はこの職業に向いています。
災害時に最悪の事態を回避するためには、ちょっとした異変に気付いて素早く行動できるかが重要です。防災介助士は日頃から災害に備え、施設内の危険な箇所などのチェックも行いますが、この時に些細な異変も見逃さない能力が求められます。