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全国でデイサービスなどを展開する「ケアパートナー」に協力していただき、現役生活相談員77人の方に、お仕事のやりがいについて聞いてみました。
施設の顔ともいえる生活相談員の皆さんならではの回答ですね。
一人一人への…というよりも、ご利用者様を通して、ご家族への支援も包括的にできるのが生活相談員の面白みです。
もっとくわしいお話を、現役生活相談員の方にお伺いしてみました。
保育士として障がいのある子ども向けの福祉施設などを経験し、ご自身の祖母も介護した経験から、「介助する側も、家族の気持ちもわかる」と、介護の道へ。
現在は、生活相談員として、デイサービス施設「ケアパートナー高崎」で働いています。
介護士として、直接お客さまに関わる喜びややりがいを感じているうちに、もっと、お客さまのことを深く知るにはどうしたらいいんだろうと考えるようになりました。
それで、もっと生活の面から包括的にお客さまを支えることができる生活相談員の道を選んだんです。
介護士として関わっていると、お客さまの「センターにいるときの顔」しか知ることができません。お客さまがセンターに求めていることはわかりますが、その理由や、それ以外のニーズまでは中々把握できません。
たとえば、「お風呂に入りたくない」というお客さまがいたときに、その原因はどこにあるのか。ただ面倒だからなのか、もしかしたらもっと奥底にあるかもしれません。
デイサービスに来た理由ひとつとっても、自身で選んでくる方はあまりいませんので、ご家族が、どんな事情で、どのようなご家族環境で、どのような過程を踏んで、デイサービスに来たのかどうかで、お客さまの気持ちも変化します。
はい。家族に言われてしぶしぶ来ている方もいらっしゃるでしょう。
そういった、お客さまを取り巻く周辺環境を知ってこそ、本当にニーズにお答えしたケアができるのではと思いました。
ご家族の方が、お客さまを大事に思うからこそですが、デイサービスの枠をはみ出た要望をされることはたまにあります。
私も祖母の介護をしていたことがあるので、気持ちはわかるのですが…。
「できること」と「できないこと」をしっかりとお伝えするように心がけています。中途半端に受け止めたり、受け流したりすると、信用していただけなくなると思っています。
その方の気持ちに寄り添うこと、本当の想いを確認することを大切にしています。
気持ちに寄り添っていないケアは、ただの自己満足ですから。
資料を作成したりという仕事は多いですが、座ってばかりというわけではありません。お客さまと会話したり、お茶を出したりもしますので、介助はしませんが、お客さまとはちゃんと触れあえますよ。
はい、そういう側面もあります。なので、いい仕事だなと思いますよ(笑)。
13年間この会社にいますが、年々作業が楽になっている感じがします。大きい会社なので社会の流れに敏感なので、介護業界でも電子化を取り入れるのが早かったからでしょうか。
そうですね。しっかりしている安心感もありますし、有給取得に関しても、積極的にとるようにと指導があります。福利厚生の充実度や、残業代がきちんとつくあたりも大きな企業ならではだなあと思っています。
介護業界にしては、正社員へのハードルが高めなではありますが、正社員になる価値がある会社だと思います。
高齢者やその家族を対象に、介護にまつわる、あらゆる相談にのるのが生活相談員。業務の幅は多岐にわたりますが、介護施設にはなくてはならない存在です。
社会福祉法第19条では生活相談員に必要な資格は「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のいずれか(その他都道府県の規定あり)となっており、介護施設では1名以上の生活相談員の配置が義務づけられています。
生活相談員の仕事内容は、以下の通りです。
この4つが生活相談員の業務の柱になります。
こうしてみると、間に立つことが多いのがわかります。人のお話を聞く力、コミュニケーション能力が大事になって
厚生労働省が発表した平成29年度(2017年)の生活相談員の平均月給は、常勤で323,690円。
これには、基本給に手当と一時金(4~9月支給金額の1/6)が含まれています。平成28年度(2016年)の平均月給は313,370円で、それよりも10,320円アップしていることから、生活相談員の待遇は良くなりつつあると考えられます。