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国内では高齢化が進み、認知症を発症する人が増加しています。当然、認知症介護を行うスタッフの必要数も、今後ますます増えていくことでしょう。認知症ケア指導管理士の資格は、そうした需要に応えるために創設されました。
認知症ケア指導管理士の目的は、認知症介護の現場において適切なケアを行なうことです。さらには指導や教育ができる人材育成を通して、介護や医療の現場で認知症ケアが行なえるスタッフの専門性向上を目指しています。
認知症ケア指導管理士の資格所有者は全国でおよそ17,000人となっており、資格取得者は各種の介護施設や医療機関で活躍しています。認知症ケア指導管理士の資格は初級と上級に分かれており、まずは初級から挑戦して、さらなる専門的な知識を身に着けたり、人材育成の指導者を目指したりする人は上級試験に挑戦するといいでしょう。
認知症ケア指導管理士の資格を取得する代表的なメリットを、以下、3つ見てみましょう。
認知症ケア指導管理士の資格取得難易度は、ほかの認知症介護関連の資格に比べると決して高い方ではないので、受験資格さえ満たしていれば合格することは難しくないでしょう。反面、ほかの代表的な介護関連の資格や研修は、ハードルが高い場合が多く、受験資格を満たすのも一苦労です。
例えば、認知症の段階に応じた療育環境の整備などを行うために必要な認知症看護認定看護師の資格を取得するには、指定の教育機関に半年間通学した後に試験に合格しなくてはいけません。
また、高齢者の生活の質の向上に努める老人看護専門看護師の場合は、ハードルはさらに高いです。受験資格を得るためには、2年間の大学院への通学が必要なのです。これらに比べれば、認知症ケア指導管理士の難易度は相当低いと言えるでしょう。
認知症患者が急増する中、認知症ケアに携わることができるスタッフの需要は高まってきています。しかし、介護の現場ではまだまだ認知症介護のケア知識は十分に浸透しているとは言えません。
そのため、認知症ケア指導管理士の資格を取得し、認知症ケアに欠かせない知識や技能を身につければ、介護の現場で看護師のフォローができるようになったり、後輩の指導を任せられたりといったように、職場で重宝されます。
認知症ケア指導管理士の資格を取得するためには、東京・大阪・札幌・仙台・名古屋・福岡・富山の各都市で開催されている資格試験に合格する必要があります。
以下、試験の具体的内容や受講料、および研修の難易度を見てみましょう。なお、認知症ケア指導管理士の試験は、個人受験のほか、施設、病棟、学校単位の団体受験も可能です。
認知症ケア指導管理士の試験内容は次のとおりです。試験はマークシート方式の60問・五肢択一問題となっています。
受験料は、一般人は7,500円、大学生・専門学校生・高校生は4,000円となっています。
「資格取得キャリアカレッジ」の提示している情報によれば、第1回~第19回の受験者数は合計で31,544名、そのうち合格者数は18,520名、合格率は58.7% となっています。