認知症介護実践者研修

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認知症介護実践者研修とは?

認知症介護実践者研修とは、認知症介護における十分な専門知識を持った介護職員を養成するための研修です。その目的は、介護の場で質の高い介護支援を行うことや、認知症介護技術の向上となっています。

介護職の認知症ケアについての研修には、3段階のレベルがあり、認知症介護実践者研修は受講資格が「該当する地域の介護保険施設や事業所などで、認知症介護に携わっている介護職員であること」となっているので、入門的な研修ではなく、すでにある程度の期間介護の場で働いている人向けの研修です。

認知症介護実践者研修を取得するメリット

認知症介護実践者研修の資格を取得する代表的なメリットを、以下、3つ見てみましょう。

修了者は高く評価されている

前述の通り、介護関係の施設には認知症介護実践者研修の修了者を配置する義務があります。修了者は主に、計画担当者や管理者のポジションに配置されますので、やりがいのある仕事ができるでしょう。ほかの施設でも修了者がいれば認知症加算を取れることがあるので、施設にとって認知症介護実践者研修の修了者を配置することは大きなメリットにつながるのです。

介護関連職のステップアップの第一歩として最適

認知症介護実践者研修の最大のメリットと言えるのが、研修を修了することでさらに上のレベルの介護関連の研修を受けていくことが可能となる点です。認知症介護実践者研修を修了してさらに実務経験を重ねることで、認知症介護実践リーダー研修、認知症介護指導者研修などの研修を受けることができるようになります。

認知症対応型サービス事業管理者研修や小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修などは、介護職としてステップアップしていくのに欠かせない研修ですが、これらの研修は認知症介護実践者研修を修了していないと受講することができません。そのため、認知症介護実践者研修の修了は介護職として成長していくための必須条件とも言えるでしょう。

認知症介護実践者研修の難易度・受講料など

認知症介護実践者研修の受講内容は、研修の実施機関によって異なります。内容は各都道府県のホームページで確認できるので、事前に確認しておきましょう。

資格取得に必要なカリキュラム

研修実施校で受講するカリキュラム、および時間数の目安は次のとおりです。

  • 認知症ケアの基本観点と理念…180時間
  • 認知症ケアの倫理…60時間
  • 認知症の人の理解と対応…180時間
  • 認知症の人の家族への支援方法…90時間
  • 認知症の人の権利擁護…120時間
  • 認知症の人の生活環境づくり…120時間
  • 地域資源の理解とケアへの活用…120時間
  • 認知症の人とのコミュニケーションの理解と方法 …120時間
  • 認知症の人への非薬物的介入…120時間
  • アセスメントとケアの実践の基本Ⅰ…180時間
  • アセスメントとケアの実践の基本Ⅱ…240時間
  • 認知症の人への介護技術Ⅰ(食事・入浴・排泄等)…180時間
  • 認知症の人への介護技術Ⅱ(食事・入浴・排泄等)…180時間
  • 自施設実習の課題設定…240時間
  • 自施設実習(アセスメントとケア実践)…4週間(1日7時間計算)
  • 自施設実習評価(実習のまとめ)…180時間

カリキュラム受講料の目安

研修機関によって受講料は異なります。10,000円~30,000円程度が目安となります。

試験の難易度

認知症介護実践者研修は、年に限られた回数しか受講できず、定員も限られています。そのため、希望者が多ければ抽選になることもあるので、受講のハードルはやや高いと言えるでしょう。

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ドットライン ドット365
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引用元:ドット365公式HP
https://pj.dotline-jp.com/jigyousho_kibou/
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