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認知症介護の研修は難易度や目的、受講対象などによって分けられおり、徐々にステップアップしていくのが特徴です。認知症介護基礎研修は名前に「基礎」とある通り、認知症介護の研修のもっとも基礎的なレベルの研修となっています。
認知症介護基礎研修は、認知症介護ができるようになるために必要な基礎的な知識と技術、考え方を身に着けるのが目的です。認知症介護基礎研修を受けることで、基本的な介護サービスを提供できます。認知症介護の場で働きたいと思っているなら、最初に受けておくべき研修だと言えるでしょう。
認知症介護基礎研修から順にステップアップしていき、ゆくゆくは介護サービスの提供だけでなく、指導・教育が目的の「認知症介護指導者研修」を受講するのが最終的な目標となるでしょう。
認知症介護基礎研修には認知症介護において、「ここだけは外せない」という基礎知識のポイントを講義と演習で学んでいくことになります。認知症介護基礎研修の受講条件のひとつに「現場経験が3年以内」とあるように、介護の現場に入った人にぜひとも受けてほしい研修となります。
認知症介護基礎研修の資格を取得する代表的なメリットを、以下、3つ見てみましょう。
認知症介護に関わる研修は、段階的にレベルアップして行けるようピラミッド状の構造になっています。認知症介護基礎研修はスタート地点となる研修で、クリアすることで介護の現場の中で必要な基礎的な知識と技能を身に着けることができます。
認知症介護基礎研修を終えれば、ひとつ上のステップである認知症介護実践者研修を受ける権利を取得できるのです。
認知症介護基礎研修を修了し、認知症介護実践者研修を修了すれば、さまざまな場面で優遇されるのが魅力です。認知症対応型の施設、もしくはグループホームでは認知症介護実践者研修の修了者を配置する義務があります。
また、通所介護では認知症加算を算定。そのため、認知症介護実践者研修の受講を修了した人を配置する必要があるのです。認知症介護基礎研修を終えることは、介護の場でのポジションを有利なものにしていくためにも重要なのです。
認知症介護基礎研修の資格を取得するためには、年2回行われている指定の研修実施校にて決まったカリキュラムを受講しなければなりません。カリキュラムの具体的内容や受講料、および研修の難易度を見てみましょう。
研修実施校で受講するカリキュラム、および時間数は次のとおりです。研修を受ける地域や施設などによって、カリキュラムの時間配分などが違う場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
研修実施校によって受講料は異なります。一つの目安として、受講料やテキスト料、食費や交通費などをあわせて3,000~4,000円ほどと考えておくと良いでしょう。
認知症介護基礎研修には試験はなく、規定のカリキュラムをすべて修了した者に、修了式にて修了証が交付されます。理由の如何に関わらず、欠席、途中退席、遅刻は認められないので注意しましょう。