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全国にデイサービス施設を持つ「ケアパートナー」さんに協力してもらい、デイサービスという仕事のやりがいについて聞いてみました。
お客さま一人一人に合った居場所作りに力を入れています。相手との距離感の難しさを感じることはありますが、それ以上にこのセンターがお客さまの一つの居場所になったんだ、と実感てきたときはものすごい充実感があります。
人生の先輩ですから、学ぶ部分も多く、毎日の会話が本当に楽しいです。コミュニケーションの中で「信頼してくれている」「徐々に距離が縮まっている」と感じられるのが嬉しいですね。
人と話すのが好きという人は向いていると思います。
いろんな意見がありましたが、お客さまの笑顔・お客さまとの会話をやりがいに感じている人が本当に多かったです。
インタビューをしていても、「こんなにも直接ありがとうと言ってもらえる仕事はない」「介護の仕事から離れた時期もありましたが、結局戻ってきてしまう」という声が多かったです。
デイサービスとは通所介護と呼ばれるサービスで、日帰りでの短時間介護を提供するもの。
自宅で介護を受けている高齢者が主な利用者で、施設では食事や入浴のサポートを受けたり、レクリエーションや他の利用者とのコミュニケーションを楽しむことができます。
家にこもりがちな利用者のよいリフレッシュになるほか、自宅で介護を続けている家族の負担軽減にも役立っており、人気の高い介護サービスのひとつとなっています。
そんなデイサービス施設における、介護士の仕事内容は以下の通りです。
デイサービスは日帰りでのサービスのため、利用者を自宅まで送迎する必要があります。介護スタッフは送迎車に同乗し、乗り降りのサポートを実施。
車いすを利用している場合、リモコン操作で車いすごと乗車できるリフターが付いていればよいのですが、付いていない場合は体を支えて乗車をサポートする必要があります。また、専属のドライバーがいない場合は車の運転をしたり、送迎の時間やルートの決定を行うこともあるようです。
利用者がデイサービス施設に到着したら、まず体温・血圧・脈拍などのチェックを行います。サービスの提供前に体調のチェックをすることで、利用者の安全管理を行うのが目的となっています。
体温が高い場合は入浴サービスを見送ったり、血圧が高い場合はレクリエーションのメニューを変えるといった調整を行います。
デイサービスでの入浴サービスは、午前中に行われるケースが多くなっています。
入浴サービスは希望者のみへの提供となっていますが、ほとんどの方がこのサービスを利用されるため、安全・快適に利用できるよう努めます。
具体的な仕事は、浴室までの移動、脱衣、体や髪の毛を洗うといったサポート。浴室は滑りやすく、血圧の増減も激しくなりやすいため、細心の注意を払います。入浴後は着替えを手伝い、髪の毛を乾かすなどのサービスを提供。利用者の状態に合わせて行うのがポイントなので、手を出しすぎないことも大切です。
食事の時間になったら、配膳や食事のサポートを行います。利用者の中には噛む・飲み込むといった機能が低下している方もいるため、飲み込みやすいよう食事にとろみをつけた「とろみ食」、噛みやすいようあらかじめ食材を刻んだ「きざみ食」などを、利用者に合わせて間違えないよう配膳します。
1人で食事をするのが難しい方には、介護スタッフが食事を口元へ運ぶといったサポートを実施。1人で食事ができる方の場合は、のどの詰まりなどを防ぐため、正しい姿勢がとれているかなどの見守りを行います。食後は歯みがきき・うがいなどを手伝い、口の中を清潔に保ちます。
デイサービスでは、心と体の機能向上・ストレス解消・リフレッシュ・人との交流を目的に、さまざまなレクリエーションを行っています。
このレクリエーションの内容を考え、実施するのも介護士の役目です。内容は施設によって異なりますが、簡単な体操・言葉遊び・折り紙・書道・俳句など多種多様。利用者の好みや体調を考慮しながら適切なレクリエーションを案内したり、誰もが楽しく参加できるような雰囲気を作ることも大切な仕事です。
定期的にトイレへの声掛けをするのも、介護士の仕事。尿意や便意に気づきにくい高齢者もいますし、人によってはスタッフに「トイレへ行きたい」と言い出せず、お漏らしをしてしまうケースもあるからです。
トイレのサポートでは、部分的な補助が必要なのか、すべての工程における補助が必要なのかを利用者ごとにチェック。トイレのお世話をされることに抵抗がある利用者も多いため、できることは自分でやってもらうようにします。また、おむつを利用している方の場合は、そのおむつ交換を行います。
厚生労働省が調査した平成29年度(2017年)のデイサービスにおける平均月給は、常勤で264,790円、非常勤で216,860円となっています。
平均給与額は、基本給に手当と一時金(4~9月支給金額の1/6)が含まれています。支給される手当はデイサービス施設によって異なりますが、その多くは資格手当。介護福祉士・介護職員初任者研修・ケアマネジャーなどの資格を持っていた方が、給与は全体的に高くなる傾向にあります。
福祉業界と一口に言っても特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、デイサービス他たくさんの事業所があります。自分がやりがいを持てる事業所はどこがいいの?という方のために、デイサービスに向いている方をご紹介します。
デイサービス利用では比較的介護度の低い方が多いです。介護初心者でいきなり重介護は不安…という方はまずデイサービスで軽度認知症や軽度な身体の不自由をお持ちの方のサポートをしながら少しずつ経験をつめると安心でしょう。
人と話すのが苦にならない方はもちろんですが、逆に人とのかかわりが苦手でどうにかしたい…という方におすすめです。デイサービスに来られる利用者様はスタッフがちょうどご自身のお子様・お孫さん世代。人とうまくかかわれないスタッフを見ると、ついつい応援したくなるものです。
あたたかい眼差しで見守ってくださる利用者様、声をかけてくださる利用者様、失敗したときにあえて気づかないふりをしてくださる利用者様までさまざま。そんな利用者様と過ごす時間が自然と苦手を得意に変えてくれる時間になるでしょう。
人の笑顔をみていたらついつい笑顔になっている…そんなあなたはデイサービス向きです。デイサービスはその時間を楽しく安全に過ごしていただく場所であるため、入所系のスタッフよりテンションは2~3割増し。
毎日それを実行することは非常に大変なことです。しかし、家族には見せない表情で楽しむ利用者様を見て「今日も笑ってもらえてよかったな」と思える瞬間がやりがいを感じるポイントです。
利用者様は人生の大先輩であり一番厳しい時代を生き抜いてこられた方々。多くの経験をお持ちの利用者様は良し悪しを気づいていただだき、それを言葉にして伝えてくださる方が多いでしょう。
耳の痛いこともあるかもしれませんが、自分が嫌われてでも次の世代のために教えることが自分たちの最後の仕事と思っておられる利用者様も少なくありません。そんな人生の先輩の咤激励を受けて、人生の厚みを増やせることが可能です。
デイサービスの求人は、事業所の考え方と職種により資格不問で募集していることもあります。しかし、資格があることにより、雇用形態や給与面などでプラスになることも。ここでは、どのような資格を持っているとよりデイサービスの仕事を深堀るできるかご紹介します。
デイサービス全体の運営・管理を行う代表者のこと。とくにに資格は必要ありませんが、デイサービスの運営方針、予算管理をはじめスタッフの採用、シフト管理、教育係などを行います。
社会福祉士や社会福祉主事などの資格を持っている方におすすめの仕事。利用者様や家族との報告・連絡・相談、ケアマネジャーとのやりとり、サービス内容の調整など管理者の補佐的な役割を行います。
理学療法士や作業療法士などを持っている方におっすすめの仕事。機能訓練計画書をもとにトレーニングを行います。
デイサービス管理者とはどのような人がなれてどのような仕事をするのでしょうか?必要な資格や仕事内容をご紹介します。
管理者になるための資格は特に必要ありませんが常勤である必要があります。施設の管理・運営だけをしても良し、業務に支障がなければ介護業務を兼務しても良し。施設のなかの頼れるボス的存在です。
多岐にわたる業務をこなしています。
大きな責任のある管理者になるということはもちろんメリット・デメリットがついてまわります。どのようなものがあるかみてみましょう。
やはり管理者は大変ですが、デメリットからメリットに変えることもできます。それはあなたのやる気次第!介護士だけではなく人間としての成長が大きく見込める職種、それがデイサービス管理者です。
デイサービスで働くスタッフは介護士だけではありません。他の職種のスタッフと助け合って利用者様のQOLを高めます。事業所の規模や方向性にもより配置のない職種もありますが、あなたを成長させてくれるかもしれない代表的な他職種をご紹介します。
医療面のプロ。利用者様の状態を判断し適切な処置を施します。看護師と共に仕事をすることで利用者様の健康面で「こういった場面ではこの対応が望ましい」といった危機管理能力が身に付きます。ただし、どんなに知識がついても医療行為は看護師しかできませんので看護師さんの指示に従ってサポートしましょう。
リハビリのプロ。ちょっとした姿勢の改善でも大きくQOLが変わります。リハビリのサポートをすることでリハビリの知識が身につくことに。もちろん、直接触ってのリハビリは資格がないとできないこともありますので、サポートする際はリハビリスタッフに事前に確認をとっておきましょう。
栄養管理のプロ。「歳をとったら食事しか楽しみがない」よく現場で聞く言葉です。ただ食事を提供するだけでなく栄養・食べやすい形態・行事食など様々な切り口で利用者様にアプローチ。「たかが食事」と思わず「されど食事」と思っていろいろ学んでみると職種の幅が広がります。
デイサービスでなくてはならない縁の下の力持ち。気持ちよく利用者様に過ごしていただけるかはこの職種に関わっています。特にこの職種の方は年配であることが多く、若いスタッフには見えないものが見えています。おもてなしの精神を学ぶことができるチャンスとなるでしょう。
「お風呂気持ちよかったよ」とか、名前を憶えていただいて「今日もありがとね」とか、あとは「濱田さん、昨日休んでた?」なんて言われると、本当に嬉しいです。
毎日のコミュニケーションやお客さまの笑顔が、そのままやりがいになっています。