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介護施設は365日運営のところが多いので、長期休暇は無理と考えがちですが、そんなことはありません。介護士でも長期休暇(連休)は取れます。
介護職は施設や人員にもよりますが、基本的に2日~3日程度なら連休を取れるところが多い状況です。ただ、本当に施設や人員、さらにシフト作成担当者によって取りやすさは変わります。
そのため、連休の申請をすれば普通に通る方と、取れない方に分かれる傾向にあるのです。慢性的な人材不足や、とつぜんスタッフが離職した、利用者が増加したなら、連休が取りやすかった施設でも状況は変わります。
希望休を出しても、難色を示されることがあるでしょう。連休にこだわるなら、ある程度規模が大きい施設を最初から選んだほうがいいかもしれません。規模が大きな施設ならほとんどの場合、人員に余裕があるからです。
学生時代のような長期休暇はむずかしくても、特定の時期に休日を増やして取得できる冬季休暇はあります。取得できる時期は8月や12月が多い傾向ですが、施設が定めているところによります。
施設によっては誕生日休暇を設けているところもあります。上手に使えば連休にすることも可能でしょう。夏季休暇・冬期休暇は施設次第のため、求人票に記載された休日についての内容をチェックしたり、面接のときに質問したりするといいでしょう。
2日以上の連休を取れるところは多いですが、どの程度連続した休日が取れるかは施設により異なります。一般的には2日~5日程度なら申請できる施設は多いようです。
介護施設は利用者の生活全般のサポートをする必要があり、もしもに備えて介護士は施設への常駐が求められます。もし多数の介護士が同日に休日申請をしたら、当然出勤する介護士に休んだ人数分の負担がのしかかります。人手不足は介護士に限らず利用者のストレスにつながる可能性があるのです。
施設は介護施設に関わる人すべてを考えて、働く人の希望を叶えつつ、人員を確保するには申請日数の制限をしないと対応できないのが実情です。
2019年の働き方改革で、有給休暇の取得が義務化されました。そのため、年5日分は有給を消化しなければなりません。連休を取得する方にとっては朗報でしょう。
「忙しくて自分が抜けると他の人に負担がかかるから有給休暇を取りづらい」その雰囲気は介護業界に限らず、どの職種でもありうる悩みでした。しかし年5日の有給休暇の取得が義務化されているため、申請しやすい雰囲気になっています。
同じく連休を取りたい同僚とシフト調整をしておくとスムーズです。連休を取得したい方と事前相談し、希望休をずらして調整します。同僚と調整するときに考えたいのは、自己中心的な考え方です。お互い様なのだという意識を持たないと、損をする人が出てきます。
誰かひとりが希望日を譲って我慢している状態はよくないです。「前回は譲ってもらったから今度は自分が」というように、相手の希望日にも配慮した調整が求められます。
夜勤があるなら夜勤明けの時間を利用するのも考えてみてください。夜勤日の帰宅は朝の9時や10時ですから、翌日に希望休や有給休暇を入れるのです。そうすれば実質的に2連休になります。この方法なら負い目がありません。
夜間に働いているため疲れはあるでしょう。ただ、夜勤でも仮眠を取れる場合もあります。
たとえ年休消化が義務だとされていても、状況によってはとりにくいことも。どうしても取得が難しい場合は、こうした工夫で連休を作ると良いでしょう。
派遣やパートなら勤務する曜日を選べます。契約時に定めた曜日だけの勤務ですから、正社員と比較すると不安定なシフトになりづらいのです。土日、祝日は必ず休みたいという方に有効な方法でしょう。
連休を取りやすい環境の職場へ転職するのも選択肢のひとつです。人員不足の職場だと、連休は嫌がられます。施設見学、職員の雰囲気をチェックして判断すればいいでしょう。デイサービスなら、土日が休みのところもあります。
介護士がたくさん在籍している介護施設は連休も取りやすいです。とくに大規模な施設が当てはまります。連休が取りづらい雰囲気の職場は、誰かが休むと他の人がカバーできません。大人数ならカバーできる人も多いため、連休を取りやすいところが多いのです。
年間の休日日数が120程度あるなら、年間休日が多い施設と判断できます。年間休日数が多いなら、通常の休みに合わせて希望休と有給休暇を組み合わせれば連休になるのです。
連休を取れない職場なら転職も検討してもいいでしょう。介護施設の中にも、経済的な余裕があり多くの介護士を雇用し、福利厚生を充実させているところはあります。その介護施設に転職すれば連休で悩むことはなくなります。休みが取れないとリフレッシュできません。押しつぶされてしまう前に落ち着いた判断も必要です。