アンケートに答えてくれたのは全国でデイサービスなどを展開する「ケアパートナー」のスタッフ1,675名と、第三者アンケート機関「ジャストシステム」から130名。
意外に、「どちらとも言えない」という回答が一番多いという結果になりました。 「自分は向いていないと思う」と答えた方も、145人いるようですね。
「どちらとも言えない」という答えが多かったのは、きっと、介護士としてのやりがいや楽しさを感じることもあれば逆に辛さを実感することもあったりと、日々いろいろな思いを抱きながら働いている人が多いということではないでしょうか?
介護士に限らず、“自分が今の仕事に向いているか”の判断はなかなか難しいですよね! 自分が向いていると思ってもそれが周りからの評価につながるとは限りませんし、反対に、自分では向いていないと思っていても人から感謝・評価されることはたくさんあります。
ただ、無数にある仕事の中から“介護士の仕事を選んだ”時点で、人よりも向いているという事は言えるのではないでしょうか?
今回アンケートに協力してくれたケアパートナーの白井代表にもお話を聞いてみました。
自分が『介護に向いている』と思って入社する人は、実はそんなにいません。『人のために何かしたい』という気持ちがとても大切です。『誰かのために』…その気持ちこそ、当社が、もっとも大切にしているものです。
介護と言っても、老人ホーム、デイサービス、訪問介護、グループホームなど色々あって、それぞれ適した性格に多少の違いはあります。
たとえば、訪問介護の場合、多い人では1日に5~6件ほどのお宅を回るので、時間管理がきっちりしている人の方が向いていますね。
でも、人を敬う気持ち、人とのかかわりを楽しむ気持ち、人のために何かしたいという思いがあれば、どの職場でも大丈夫です。
やはり、「人の役に立つ仕事がしたい」と思えることは大前提のようですが、その他にも、以下のような人が介護職に向いていると書かれています。
ここまで見てきたとおり、介護の仕事をするにあたって、「向いている」「向いていない」はあまり重要ではないようですね。そもそも、自分がその仕事に向いているかどうかなんて、なかなか分かるものではありません。
それよりも、人のために何かをしたいという気持ちや、お年寄りを敬う心が大切になるようです。 「介護の仕事に興味はあるけれど、自分が向いているか分からない…」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。