未経験から、介護の世界へ飛び込む
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ドットラインの訪問介護
スタッフ同士の連携や、未経験からでも始めやすい研修体制も魅力のひとつ。そんなドット365で働く介護職の方へ、実際の仕事内容ややりがいなどをインタビューしました。ぜひ参考にしてみてください。

「人生経験がそのまま活きる仕事」と語るその眼差しには、第二のキャリアへの確かな覚悟と前向きさが光る志村さんにお話を伺いました。
50歳、未経験からの挑戦──介護を選んだ理由
――インタビュアー
志村さんはドットラインに入社されるまで、大工のお仕事を長くされていたと伺いました。
――志村さん
はい。父と一緒に大工の仕事をして、20年くらいやっていました。でも、近年の猛暑と体力的な負担がきつくなってきて…。熱中症にも毎年のようになってしまって、「このまま続けるのは厳しいな」と。
――インタビュアー
そのタイミングで介護に目を向けられたのはなぜだったのでしょうか?
――志村さん
実は3年前、母が亡くなったんです。そのとき、介護職の方たちに本当に助けられて。母は「最期は自宅で」と願っていたのですが、仕事が忙しく、家族だけではどうにもできなかった。でも、訪問の介護スタッフさんが動いてくれて、希望どおり自宅で看取ることができました。
その時の光景が忘れられなくて。「自分もこんなふうに人を支えられる仕事がしたい」と思ったのがきっかけです。
訪問介護に導かれた「これまでの人生経験」
――インタビュアー
介護の中でも、訪問介護を選ばれた理由を教えてください。
――志村さん
訪問って、最初は正直ピンときていなかったんですが、説明を受けて「これは自分に合ってるかも」と感じました。というのも、僕、昔ディーラーに勤めていて、当時は営業でお客様のご自宅を回っていたんです。
大工の仕事もそうですが、「決まった場所で働く」というより、「いろいろな現場に行く」働き方が自分にとっては自然だったんですよね。だから訪問というスタイルにはすんなりと馴染めた気がします。
――インタビュアー
最終的にドットラインに決めた理由はなんだったんでしょうか?
――志村さん
面接で「未経験でも大丈夫」としっかり言ってくれたことが一番の決め手です。他の事業所は、資格がなければスタートできないところが多くて…。でもドットラインは「資格取得の支援があるし、働きながらでも大丈夫」と言ってくれて。それがありがたかったですね。
OJTと座学──人生経験が役立つ現場
志村さんのとある1日のタイムスケジュール
- 10:00 利用者宅へ直行、買い物援助などの訪問介護開始(同行支援)
- 11:30~12:30 利用者支援終了、次の訪問までの移動時間を利用し休憩
- 13:00~15:00 2件目以降の訪問支援(生活援助・身体介護など)
- 15:00~16:30 訪問終了後、空き時間で学習(介護記録の復習・専門用語の確認)
- 17:00以降 場合により夕方〜夜間の訪問支援(遅い日は19:00すぎまで)
- 業務終了後 そのまま直帰、または必要に応じて事業所に立ち寄りレポート整理
――インタビュアー
現在はOJT期間中と伺っていますが、実際に働いてみてどうですか?
――志村さん
今は同行で先輩と一緒に訪問しているんですが、「あ、これは前の経験が活きてるな」と思う場面も多いです。たとえば若い障害のある方との関わり。僕、地元の子ども会でスポーツのコーチをしていたことがあって、そのときの感覚が今すごく役立ってるんですよ。
一人ひとりに合った距離感とか、言葉じゃないコミュニケーションの仕方とか。これまでやってきたことって、意外と繋がってくるんですよね。
――インタビュアー
机上の勉強だけでなく、実地経験があるからこその気づきですね。
――志村さん
明日、初任者研修の修了試験があるんですけど、勉強していて「これは自分が生きてきた中で、知らず知らずやってきたことだな」と思うことが多くて。介護って、人生の積み重ねがそのまま武器になる仕事なんだなと感じています。
「ありがとう」の一言が心に沁みる
――インタビュアー
仕事をする中で、やりがいを感じる瞬間はありますか?
――志村さん
やっぱり、「ありがとう」と言ってもらえる時ですね。買い物援助でも、重度訪問でも、最初はちょっとよそよそしかった方が、だんだん名前を呼んでくれるようになったり、ちょっとした冗談に返してくれるようになったり。
その距離感が少しずつ縮まっていくのが、ものすごく嬉しいんです。最近は、「志村さん、来てくれると安心する」と言ってもらえて…。ほんとにありがたいです。
――インタビュアー
それは信頼の証ですね。
――志村さん
昔は「形あるもの」を作ってきましたが、今は「安心感」という見えないものを届けている感覚がありますね。「今日来てくれてよかった」と思ってもらえるように、一つひとつ丁寧に向き合っています。
ルールがあるから安心して学べる
――インタビュアー
働く環境として、ドットラインの特徴はどんなところにあると思いますか?
――志村さん
ルールがしっかり決まっていて、ブレがないことですね。正直、最初は「厳しそうだな」と感じた部分もありましたが、実際はその逆。ルールがあるからこそ、誰に聞いても答えがズレないし、判断基準が明確なんです。
大工の現場では、毎回現場が違って、材料がなければ作ってくれ、と言われる世界でした。でも今は、しっかりした指針の中で動ける。それがとても働きやすく感じます。
これから、資格を積み上げていきたい
――インタビュアー
今後の目標や、チャレンジしたいことがあれば教えてください。
――志村さん
まずは明日の初任者研修の試験、頑張ります(笑)。その後は実務者研修、介護福祉士、できれば将来的にケアマネも視野に入れています。
資格があることで、自分ができることが増えていく。介護は資格ありきの世界ですが、だからこそ「自分の努力が見える形で評価される」と思っています。
そして、何よりも人と向き合いながら、この人の生活を良くできたと実感できる仕事。やっぱり、やってよかったと思います。

だからこそできることがあった
志村さんの言葉からは、「これまでの人生経験が介護の仕事にそのまま活きる」ことへの確信とやりがいがにじみ出ていました。ドットラインには、資格支援やOJTなど、未経験でも着実に成長できる制度と、人の温かさがあります。
「形にする」という大工のキャリアから、「安心を届ける」という新しいものづくりへ。第二の人生を歩み出した姿に、多くの人が勇気をもらえるインタビューでした。