このサイトは 「ケアパートナー株式会社」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
現役サービス付き高齢者向け住宅職員にインタビューするにあたって、当サイトでは、取材協力先のケアパートナーに依頼をし、コンシェルジュの宮内さんにご登場いただきました。
ケアパートナーが運営するサ高住「エルダーガーデン」では、訪問介護のヘルパーステーションが隣接しており、介護業務が必要な場合は、そちらで行っています。
では、コンシェルジュさんというのは何をするのでしょうか?宮内さんに聞いてみました。
ケアパートナーが運営するサ高住「エルダーガーデン」でコンシェルジュとして勤めています。介護の仕事は長い宮内さんですが、コンシェルジュは初めてだそうです。
仕事の違い、おもしろさ、また介護の仕事の、宮内さんが思う魅力について聞いています。
安否確認や生活相談がメインになります。マンションの管理人さんをイメージしていただければ近いかなと思います。介護の仕事は、ヘルパーさんが行なうので、コンシェルジュが行なうことはありません。重い介助がないので、体力面がキツいという方にはいいですよ。
そうなんです!とくに、このエルダーガーデンは半分以上のお客さまが自立されており、中にはまだお仕事に行かれている方もいらっしゃるほど元気なので、安否確認よりも、お話相手であったり、いかに心地よく過ごしていただくかを考えるのがメインです。
アクティビティで人を呼んだり、訪問販売に来てもらったりしています。
世間一般が思う「老人ホーム」ではないですよね。お部屋も、窓が大きくて開放感があるんです。出入りも自由ですし、安否確認つきのマンションという雰囲気でしょうか。
いえ、実は隣のデイサービス(エルダーガーデン梁瀬は、デイサービス施設の「ケアパートナー」と隣接しています)で働こうと思ったのですが、面接の結果、こちらのサ高住のコンシェルジュになりました。
仕事で関わっていたケアマネジャーさんの一人がケアパートナーの方で、「働きやすいよ」と紹介してくださったんです。
新しいサ高住なので、手探りながらも「作り上げていく」楽しみは大きいです。いままでは重い介助のお仕事が中心でしたが、お客さまにいかに快適に過ごしていただくかという根底は変わりませんので、楽しんでいます。
いまはまだ満室ではないので業務にも余裕があります。今のうちに、しっかりと基盤を固めたいです。
食事は、隣のデイサービスで作っているものが出ますが、とにかく美味しいのも嬉しいです(笑)。(編集部※確かに、ケアパートナーの食事は美味しいです!)
20年くらいでしょうか。
いえ、半年ほど離れて、結婚式場の仕事をしたこともあります。でもやっぱり、戻ってきてしまいましたね。
喜びの積み重ねの仕事だなというのを、肌で感じられます。私はとにかく人と話すのが好き、人が好きなので、そういった意味でも、他の仕事では満足できなかったんでしょうね(笑)。
もちろん、半年間介護を離れたように、「やだな」「大変だな」と思った時期もありましたが、一度離れたことで、その楽しさや魅力に、改めて気付くことができました。
残業もないですし、大きな会社なので福利厚生がしっかりしています。もしコンシェルジュが合わない…となっても、デイサービスや訪問介護、福祉用具なども展開しているので、選べる環境にあるのが良い点だと思います。
はい!今はコンシェルジュを全うしたいと思っていますが、いずれ福祉用具の相談員もやってみたいです。
できれば、ずっと現場にいたいという思いがありますね。
サービス付き高齢者向け住宅とは、略して「サ高住」とも呼ばれる施設。60歳以上の単身または夫婦世帯の高齢者が入所できる、完全バリアフリーの老人ホームとなっています。
サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があり、一般型で介護が必要な場合は外部のデイサービスや訪問介護を利用することになります。一方、介護型の施設には介護福祉士やケアマネジャーといった専門家が常駐しており、さまざまな介護サービス・相談などを利用することができます。そんなサービス付き高齢者向け住宅における仕事内容は以下の通りです。
サービス付き高齢者向け住宅では、1日1回の安否確認が最低限のサービスとして提供されています。安否確認とは、利用者の部屋を定期的に訪問して声をかけたり、状況を確認する仕事。
施設によっては、各部屋にセンサーを設置して見守りを行っていることもあります。また、安否確認と同時に共有スペースの清掃を行ったり、外出する利用者を見送ったりするのも仕事のひとつです。
一般型のサービス付き高齢者向け住宅では、食事・トイレ・入浴といった身の周りのことは自分自身でできる利用者が多いため、介護サービスを行うことはほとんどありません。
スタッフがサポートするのは、部屋の電球交換・ゴミ出し・郵便物の受け取り・クリーニングの手配といった業務です。介護型の場合は一般的な老人ホームと同様に、食事・トイレ・入浴といったサポートを行います。
サービス付き高齢者向け住宅では安否確認のほか、「生活相談」の提供も義務づけられています。これは利用者の日常生活全般に関する相談を受けつけるもので、「代わりに買い物へ行ってほしい」「病院に付き添って欲しい」といった要望に対し、適切なサービスの案内をするというものです。
また、利用者の体調が悪くなった・ケガをしたといった場合の医療機関や家族への連絡も、生活相談業務の一部です。ただし一般型の場合は介護サービスに対応していないため、必要な場合は外部の業者を紹介することになります。
サービス付き高齢者向け住宅における夜勤の有無は施設によって異なりますが、夜勤がある場合は定期的な施設内の見回り・トイレのサポート・おむつ交換・床ずれ防止のための寝返り補助などを行います。
「介護のお仕事」という求人サイトが調査したサービス付き高齢者向け住宅の平均月給は、介護職・ヘルパーの正社員で188,400円となっています。ただし、この金額には手当・一時金などは含まれていないため、実際の手取りはもう少し高めと考えてよいでしょう。ちなみに同じサービス付き高齢者向け住宅でも一般型と介護型ではサービスの内容が異なるため、給与にも差が出てきます。条件をよく確認し、自分のスキルや希望に合っているかどうかをしっかり見極めましょう。