次世代の介護職を育てるマネージャー
Zenken株式会社が運営しています。
https://pj.dotline-jp.com/kibou/
ドットラインの訪問介護
スタッフ同士の連携や、未経験からでも始めやすい研修体制も魅力のひとつ。そんなドット365で働く介護職の方へ、実際の仕事内容ややりがいなどをインタビューしました。
マネージャーを育てるマネージャーとして挑む日々
「幸せに働ける職場」を体現しながら、マネージャーを育てるリーダーとして、現場に寄り添い続けるその想いを伺いました。
介護職への転身、原点は「人を支える」という思い
――インタビュアー
伊藤さんは異業種からの転職で介護職に就かれたとのことですが、最初に目指そうと思ったきっかけを教えていただけますか?
――伊藤さん
もともと最初のキャリアは自衛隊でした。4年間在籍していた中で、特に自分の人生を大きく変えた出来事がありました。それが、阪神淡路大震災への派遣です。あのときは現地に2ヶ月間、滞在して救援活動をしていました。
被災地の中でも特に被害の大きかった東灘区に配属され、食料や水の配布、遺体の搬送など、本当にさまざまな支援に携わりました。混乱の中で「誰かのために自分ができることがある」という実感を得たこの体験が、私の「人を支える仕事」の原点になったんです。
――インタビュアー
その経験がずっと心に残っていたんですね。
――伊藤さん
そうですね。自衛隊を退官した後は営業職に進みました。不動産、保険、賃貸保証などさまざまな営業を経験しましたが、どの仕事でも人と深く関わるという点は変わりませんでした。
特に賃貸保証会社にいた時、生活に困っている方の住まいをサポートする中で、役所と連携して生活保護申請を手伝ったり、入所施設を紹介したりする機会が多くありました。最初は業務の一環として関わっていたのですが、だんだん「もっと直接、支える仕事がしたい」と思うようになっていきました。
――インタビュアー
それで、介護職という選択肢が浮かんできたんですね。
――伊藤さん
はい。最初は本当に未知の世界でしたが、やるなら本気で、と思い、働きながら初任者研修の資格取得に取り組みました。週末にスクールに通いながら、日中は仕事。正直、大変でしたが、「この先、人の役に立てるなら」と思って頑張りました。
資格を取ったあとは、有料老人ホームに勤務しました。そこでは25人の利用者様を担当しましたが、驚いたのが、皆さんが「家に帰りたい」と口にされること。施設は快適なはずなのに、皆さんが自宅という空間に特別な想いを持っていることに気づきました。
そのとき、これからは在宅での支援がもっと求められるようになると強く感じました。そして、訪問介護という選択肢に自然と気持ちが向いていったんです。
ドットラインとの出会い。「人を大切にする」会社
――インタビュアー
訪問介護の中でも、最終的にドットラインを選ばれた理由を教えていただけますか?
――伊藤さん
実は他社でもすでに内定をいただいていたんです。条件的には悪くなかったのですが、決定的に違ったのが「理念」でした。ドットラインのホームページを見たときに目に入ったのが、「他人を幸せにするには、まず自分が幸せでなければならない」という言葉。それを見て、ここで働きたいと強く思ったんです。
多くの会社は顧客第一や成果主義を掲げていますが、社員の幸せをここまで正面から言ってくれる会社には、なかなか出会えません。私は、これまでの経験から、人を支えるにはまず自分自身が整っていないと続かないということを痛感していたので、この考え方に深く共感しました。
――インタビュアー
理念に心を動かされたということですね。
――伊藤さん
まさにそうです。それまで「人のために」と頑張ることで、自分を犠牲にしてきた時期もありました。でも、ドットラインは「まずはあなた自身が幸せであるべき」と言ってくれる。それって働くうえで大きな安心材料になると感じました。
――インタビュアー
実際に面接を受けたときの印象はいかがでしたか?
――伊藤さん
正直、面接というより対話に近かったです。堅苦しいやり取りではなく、自分のこれまでの経験や、これからどう働きたいかを丁寧に聞いてくれて。「ここまで話を聞いてくれる会社があるんだ」と思いましたし、時間もあっという間に2時間が経っていました。
形式的なやり取りでは見えない、人を見る目線を感じました。ここでなら、自分の考えも活かせる。そう確信したのを今でも覚えています。
フィールドマネージャーとして、現場と人を支える仕事
伊藤さんのとある1日のタイムスケジュール
- 6:00前後 管轄するいずれかの事業所に立ち寄り、売上・稼働・トラブルの有無を確認
- 午前中 数値管理・業務課題の洗い出し、職員・利用者間のトラブル対応
- 12:00~13:00 昼休憩
- 13:00~15:00 行政対応のための書類整備・運営体制チェック
- 15:00~16:00 各事業所管理者との会議(オンラインまたは訪問)
- 16:00~17:00 管理者教育・マネジメント支援
- 17:00~18:00 必要に応じて職員の個別面談・相談対応
- 18:00 退勤(遅くとも18時には業務終了を徹底)
――インタビュアー
現在はフィールドマネージャーとして複数拠点を統括されているとのことですが、具体的にはどのような業務を担っておられるのでしょうか?
――伊藤さん
大きく分けて、管理・育成・改善の3つが柱です。朝は6時前にはいずれかの事業所に立ち寄り、まずは売上や稼働状況の確認をします。それだけでなく、スタッフ間や利用者様との間にトラブルが起きていないか、細かい点も見逃さずチェックするようにしています。
午前中は数値の分析や各拠点の課題把握に充て、午後は書類の整備や行政の運営指導に備えた準備、各拠点責任者との会議、スタッフ面談、管理者教育などを進めていきます。特に最近は“人材育成”に重きを置いていますね。
――インタビュアー
かなり幅広い業務を担っていらっしゃいますね。マネジメント層の教育では、どんな点に力を入れているのでしょうか?
――伊藤さん
一番は伝え方です。どれだけ正しいことを言っていても、言い方次第で相手に不信感を与えてしまうことがあるんですよね。管理者の多くが、マネジメント経験の浅い方です。だからこそ、どのタイミングで、どんな言葉をかけるべきか、一緒に考えて、練習までしています。
たとえば「なぜあの人は指示に従わないのか?」と悩む管理者には、背景を一緒に読み解きながら、聞く力や共感力を育てるようにサポートしています。技術的な管理だけでなく、人として信頼される存在になるための教育を意識しています。
――インタビュアー
まさに現場と人を支えるマネジメントですね。
――伊藤さん
はい。多くのスタッフが関わる現場では、小さなすれ違いが大きな問題につながることもあります。だからこそ、1人でも悩んでいる人がいたら、その声に耳を傾けるのが自分の役目だと思っています。
現場の安心感は、現場を預かるマネージャーの在り方で変わる。その責任を強く感じながら、日々、学びながら進んでいます。
マネージャーを育てるマネージャーとしてのやりがい
――インタビュアー
伊藤さんは「人を育てる」ことにも力を入れていらっしゃるとのことですが、その中で特にやりがいを感じる瞬間を教えてください。
――伊藤さん
それはもう、スタッフの成長の瞬間を目の当たりにしたときですね。特に自分が担当したメンバーが、どんどんスキルをつけ、思考が変わり、最終的にマネージャーとして独り立ちしていく姿を見ると、本当にうれしくなります。
たとえば、今同じフィールドマネージャーとして活躍している森田さんや、主任として活躍している神谷さんも、かつては現場職員として、私が一つひとつ指導してきたメンバーです。入社当初は不安そうだった彼女たちが、いまでは自分のチームを率いて成果を上げている。その姿を見ると、言葉にならないやりがいを感じます。
――インタビュアー
ご自身が育てた人材が、次のマネージャーになっていく…まさに“マネージャーを育てるマネージャー”ですね。
――伊藤さん
そうなんです。もちろん、育成は簡単ではありません。相手によってアプローチの仕方は全く違いますし、うまくいかないこともあります。「良かれと思ってやったことが裏目に出てしまった…」なんてこともたくさん経験してきました。
でも、試行錯誤を繰り返していく中で、ある日突然「変化の兆し」が見える。口数が増えたり、自ら意見を言ってくれるようになったり、周囲への配慮が自然にできるようになったり…そういう成長の芽を見つけたとき、育成してよかったと心から思います。
――インタビュアー
成長の早いスタッフに共通点はありますか?
――伊藤さん
ありますね。私が伝えたことを受け取るだけではなく、自分でさらに深く考えて実行に移す人です。私の思考の先を読んで、行動しているようなタイプは伸びます。最初は指示通りに動いていた人が、ある時から自分の頭で考えて動ける人に変わる。その瞬間こそが、育成の醍醐味だと思います。
働きやすさを支える制度と風土
――インタビュアー
ドットラインで実際に働く中で、「これは働きやすいな」と感じた点があれば教えてください。
――伊藤さん
一番に感じたのは、「声を出せる風土がある」ということです。現場のスタッフや管理者の意見がしっかりと聞き入れられ、内容次第では会社の制度にまで反映される。それが当たり前に行われている会社は、正直、なかなかありません。
たとえば私が入社した当初、訪問介護の現場では「できるだけ多くの件数に入って稼ぐ」ことが良しとされる風潮がありました。確かに件数が増えれば収入も上がりますし、それに魅力を感じる方もいます。でも、半年、一年とそれを続けていくと、身体的にも精神的にも限界がきてしまう。
私は「このままでは長く働けない人が増えてしまう」と感じ、まずは週休1.5日制を提案しました。最初は難しいという意見もありましたが、少しずつ制度を形にし、いまでは私の管轄では完全週休2日制が当たり前になっています。
――インタビュアー
現場の声が、しっかり制度になっているんですね。
――伊藤さん
そうなんです。社員の働きやすさは、会社の成長に直結するものです。だからこそ、「良いと思ったことはどんどん提案してほしい」と伝えていますし、自分自身も下からの声を制度化することにやりがいを感じています。
この会社のいいところは、そうした提案が誰からでも発信できること。役職に関係なく、みんなが自分の言葉で意見を言える。それがドットラインの風土の強みだと思っています。
次の挑戦は、福祉の常識を超えて
――インタビュアー
伊藤さんが今後、取り組んでいきたい目標やチャレンジを教えてください。
――伊藤さん
現在は、訪問介護事業の全国展開を進めることが、私の大きな目標です。特に、障がいをお持ちの利用者様への訪問支援に関しては、地域によってはサービス提供が全く追いついていない状況があります。ニーズがあるのに人手が足りない、事業所が足りない。そうした現実を変えるためにも、成長意欲のあるマネージャーをどんどん育て、地域に新しい拠点を広げていきたいと思っています。
――インタビュアー
今まさに、人と仕組みを育てながら、未来の土台をつくっている段階なのですね。
――伊藤さん
その通りです。訪問介護は、「できる人」が育つまでに時間がかかる仕事です。でも、そのぶん本質的な人間力が育つ分野でもある。私は、人が育たなければ拠点も育たないと思っているので、採用だけでなく、教育にも全力で取り組んでいます。
――インタビュアー
さらにその先のビジョンもあると伺いました。
――伊藤さん
はい。全国展開がある程度落ち着いたら、いずれは「誰も考えてこなかったような、福祉と他分野を掛け合わせた新しい事業」を立ち上げてみたいと思っています。まだ構想段階ではありますが、たとえばITや金融、教育、農業など、いままで介護・福祉とは結びつかなかった分野と融合させることで、まったく新しい価値を生み出せるのではと考えています。
目指すのは、「このサービスがあることで、もっと自由に、もっと安心して暮らせる人が増える」という未来。そのためには、まずは今の取り組みを着実に形にし、仲間を育て、土台を整えることが重要だと思っています。
――インタビュアー
最後に、今転職を考えている方に向けてメッセージをお願いします。
――伊藤さん
迷っている方こそ、一歩踏み出してほしいと思います。「自分にできるかな」「向いていないかも」と思っている方も多いと思いますが、ドットラインは「できない」を「できる」に変えていく文化が根づいた会社です。
明確な目標がある方はもちろん、まだ方向性が定まっていない方でも大丈夫。入社後、実際に経験を積みながら、私たちと一緒に「これからどうなりたいか」を見つけていけます。キャリアに悩んでいる方こそ、一度、訪問介護という世界に触れてほしい。そして、できれば一緒に働けたらうれしいですね。
訪問介護の未来を背負う存在
その歩みの背景には、「人を支えたい」という一貫した信念がありました。
現場の声を拾い、制度を変え、文化を育てる。誰よりも現場に寄り添うその姿は、訪問介護の未来を本気で変えようとしている証です。
「できないをできるに変える」文化の中で、自分の可能性を信じて挑戦する――そんな仲間が一人でも増えることを、心から願いたくなるインタビューでした。