これからの訪問介護を担う若手マネージャーとして
Zenken株式会社が運営しています。
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ドットラインの訪問介護
スタッフ同士の連携や、未経験からでも始めやすい研修体制も魅力のひとつ。そんなドット365で働く介護職の方へ、実際の仕事内容ややりがいなどをインタビューしました。
20代で挑む、育成と現場改革の最前線
現在は4事業所のフィールドマネージャーとして活躍。若手ながらも的確なマネジメントと柔軟な判断力を武器に、介護現場の土台づくりと人材育成に奔走する日々を送っている森田さんに、やりがいをインタビューしました。
「じゃんけん」が決めた、介護との原体験
――インタビュアー
森田さんが介護の道を志した、最初のきっかけは何だったのでしょうか?
――森田さん
本当に最初のきっかけは、小学5年生のときの職場体験なんです。 実は最初はファストフード店(マクドナルド)を希望していたんですけど、クラス内のじゃんけんで負けてしまって…。 「じゃんけん負けたから仕方なく」行った先が、たまたま地元のデイサービス事業所でした。
でも、そこで出会ったあるおじいちゃんが、今の私の原点です。 すごくおしゃべりで、冗談ばかり言ってくるような方だったんですが、 一緒に話していると、なんだか自然に笑えて、子どもながらに「人の役に立てるって、楽しいんだな」と思ったんです。
――インタビュアー
なるほど。その体験がすごく印象的だったんですね。
――森田さん
はい。あのとき、じゃんけんで勝っていたら、今私は介護職にいなかったかもしれません(笑) 実は後から知ったんですが、そのおじいちゃんは、今の夫のおじいちゃんだったんです。 出会いとしては偶然でしたけど、本当にあの体験がなければ、今の私はいません。
それから中学・高校でも継続的に福祉系のボランティアに関わるようになりました。高校時代も定期的にデイサービスで活動して、自然と「将来は介護の道へ」と思うようになっていたんですよね。
――インタビュアー
そこから専門学校へ進学されたのですね。
――森田さん
はい、福祉の専門学校に進学して、介護福祉士の資格を取りました。 当初はボランティア先の事業所にそのまま就職することも考えていたのですが、「まずは資格を取ったほうがいい」とアドバイスをもらって。 今思えば、その一言が将来の選択肢を広げてくれました。
自分の未来を変えるために、田舎から飛び出した決意
――インタビュアー
高校卒業後、本格的に介護の世界へ入られたそうですね。具体的にはどのような経緯だったのでしょうか?
――森田さん
はい。新卒で地元のデイサービスに就職して、介護職としてのキャリアをスタートしました。もともと中学・高校時代からボランティアとして介護に関わっていたので、「この道で生きていくんだろうな」と自然に思っていたんです。実際に現場に出てからも、その気持ちは変わりませんでした。
入社後は現場スタッフとして経験を積み、数年後には管理者を任される立場になりました。その頃には結婚し、出産・育児も経験していて、仕事との両立に悩みながらも、なんとか続けていました。
――インタビュアー
ライフステージの変化は、働き方にも大きく影響したのではないでしょうか?
――森田さん
まさにそうですね。家事、育児、仕事…毎日やることが多すぎて、心も身体も疲弊してしまっていました。特に「なんで全部私がやってるんだろう?」という疑問は、常にありましたね。
そんな中で読んだ1冊の本に、「奥さんが笑顔でいてくれるのが夫にとって一番」と書かれていたんです。それを読んで、ふと「あ、私、自分のやりたいことを我慢しなくていいんだ」と思えました。そこから、自分のキャリアを見直したいという気持ちがどんどん強くなっていきました。
――インタビュアー
「このままでは終われない」という想いが、動く原動力になったんですね。
――森田さん
はい。当時は「田舎にいる限り、キャリアの選択肢は限られている」と感じていて、このままでは自分の未来は変わらないと本気で思いました。それで、思い切って新しい環境に飛び込もうと決意したんです。
転職の決め手は効率的に働ける環境
――インタビュアー
数ある選択肢の中で、ドットラインを選ばれた理由は何だったのでしょう?
――森田さん
最初に惹かれたのは、求人情報に書かれていた「24時間中8時間勤務」という文言でした。訪問介護って、もっと時間的に不規則な印象があったので、「あれ、こんな働き方ができるの?」と驚いたんです。
これまで勤めていた施設では、どれだけ早く業務が終わっても、定時まで席にいなければならないルールでした。正直、非効率だしモチベーションも下がりますよね。その点、ドットラインは「働いた分だけ」「成果を出した分だけ」という考え方がはっきりしていたので、ここなら私らしく働けるかもしれないと感じました。
――インタビュアー
面接の印象も良かったとお伺いしました。
――森田さん
はい、とても印象的でした。応募時は「面談」として申し込んだのですが、15分ほど話したところで、今の直属の部長が「これ面接でいいよね?」って(笑)。拍子抜けするくらいフランクでしたが、そのぶん話しやすくて、本音で話すことができました。
何よりも良かったのは、隠しごとをせず「この仕事の大変な部分」も率直に教えてくれたことです。よくある「キラキラ面接」ではなく、ちゃんと現実を伝えてくれる姿勢に信頼感を持てました。
――インタビュアー
「良いことだけを並べる」面接とは違って、信頼できると感じたのですね。
――森田さん
そうです。介護って、きれいごとだけじゃないじゃないですか。だからこそ、最初からリアルを見せてくれる会社のほうが信用できる。ドットラインのその姿勢が、決め手になりました。
入社早々のピンチを救った「ルールと仕組み」
――インタビュアー
実際に入社されてから、最初に任された業務はどのようなものでしたか?
――森田さん
入社してすぐ、立ち上げ直後の成田事業所に配属されました。慣れない環境の中で、1ヶ月ほど経った頃、管理者の方が体調を崩して突然退職されてしまって…。その後、しばらくは私が実質的に現場を取り仕切ることになりました。
――インタビュアー
まさに初動から想定外の事態が発生したのですね。
――森田さん
はい、正直「どうしよう」と思いました。でも、そのときに救いになったのが、ドットラインが用意してくれていた業務マニュアルでした。業務フローが細かく整理されていて、「これ通りにやれば大丈夫」と思えるだけの安心感があったんです。
――インタビュアー
前職との違いも、そこに感じられたのではないでしょうか?
――森田さん
まさにそうですね。以前の職場では、上司によって言うことがバラバラだったり、「前はこうだった」みたいな口伝の情報が多くて…。でも、ドットラインではルールが言語化・明文化されていて、誰が見ても同じ判断ができる仕組みになっているんです。
あの経験を通して、「仕組みが人を支える」ということを身をもって学びました。
現場に飛び、拠点を支える「縁の下の力持ち」として
森田さんのとある1日のタイムスケジュール
- 9:00頃 自宅を出発し、管轄事業所へ出勤(エラーのある拠点を優先)
- 10:00~17:00 複数拠点を巡回(1日最大3か所)、管理者や副所長との打ち合わせ、スタッフ面談
- 17:00~18:00 その日の業務をまとめ、退勤準備
- 18:00 退勤(原則として18時までに業務終了)
- 帰宅後 必要に応じて自宅で軽微な業務対応
――インタビュアー
現在はフィールドマネージャーとして4つの拠点を管轄されているとのことですが、具体的にはどのような1日を過ごされていますか?
――森田さん
そうですね、日によって動き方はかなり変わるんですが、基本は朝9時頃までにはどこかの拠点に到着するようにしています。特に今は千葉ニュータウン、柏、成田、札幌中央という広範囲を見ているので、移動のスケジュールも日々調整が必要です。
――インタビュアー
4拠点というと、かなり広域ですね。実際にはどのような業務が中心になるのでしょうか?
――森田さん
私の主な役割は、各拠点のマネジメントです。現場のクルーが働きやすくなるように、事業所の運営状況を確認したり、人間関係のトラブルが起きていないかをチェックしたりします。
特にエラーが起きている事業所があれば、即日で現地に飛びます。一日で3つの事業所を巡回することも珍しくないですね。日常的に“現場を診る目”をもって動いています。
――インタビュアー
それだけ多くのスタッフや状況を把握しながら動かれるのは、かなり大変ではないですか?
――森田さん
確かに大変です。でも、今はまだ自分が一人ひとりを見られる規模なので、なるべく直接関わるようにしています。三ヶ月に一度、全員と30分の面談を必ず行っているんです。
――インタビュアー
全員と面談を…それはすごいですね。
――森田さん
やっぱり、現場って業務のこと以外でも悩みを抱えている人が多いんですよね。ですから、あえて「最近どうですか?」って、生活や家庭のことも含めて雑談的に聞くようにしています。それが「辞めたくない理由」につながることもあると思うんです。
「辞めたい気持ち」に寄り添い、引き留める仕掛けをつくる
――インタビュアー
マネジメントをするうえで、特に大切にしているポイントはどこでしょうか?
――森田さん
この1年ほど、特に意識しているのは「人は定期的に辞めたくなるもの」だということです。そのときに、ひとつでも「ここに残る理由」があるようにしたいと思っていて。
――インタビュアー
その「理由」をどうつくっていくのかが大切、ということですね。
――森田さん
そうなんです。給料が高いから、通勤が楽だから、仲のいい同僚がいるから――理由は人によってさまざまですが、面談などを通して「その人にとっての引き止めポイント」を探るようにしています。
特に新しいスタッフが入ったときは、最初の3ヶ月が大事なんです。ちょっとした不安や違和感で辞めてしまうケースがあるので、「気にかけてくれている」と感じてもらえるような関わり方を心がけています。
――インタビュアー
その個別対応の力が、チーム全体の安定感につながっているのですね。
――森田さん
はい。「辞めたくなる時期」にそっと支えられる存在でいたいと思っていますし、それがマネジメントの本質だと考えています。
伊藤さんとの「ぶつかり稽古」が、今の私をつくった
――インタビュアー
前回インタビューさせていただいた、マネージャーの伊藤さんに育成されたと伺いました。どのようなやりとりがあったのですか?
――森田さん
伊藤さんとは本当に何度もぶつかりました(笑)。私は納得しないと行動できないタイプなので、「これをやる意味って何ですか?」と、毎回質問攻めでしたね。
――インタビュアー
それは…上司からすると、なかなか大変な部下かもしれません(笑)。
――森田さん
そうだと思います(笑)。でも、伊藤さんは逃げずに全部答えてくれるんです。しかも、どこにいてもすぐに来てくれて、ちゃんと顔を見て説明してくれる。「ちゃんと考えてくれている」と伝わるから、私も受け入れられました。
おそらく週に2~3回は呼び出していたと思います。それでも毎回来てくれたからこそ、私はここまで来られた。今の自分があるのは、伊藤さんのおかげです。
――インタビュアー
その関係性が、今ご自身が行っているマネジメントにも活きているのではないですか?
――森田さん
本当にそうですね。今は私が「聞かれる側」なので、伊藤さんがしてくれたように、答える責任を持って向き合いたいと思っています。「ちゃんと伝えること」「自分の言葉で説明できること」は、今でも伊藤さんから教わった大切な姿勢です。
やりがいは「働きやすい」と笑顔で言ってもらえること
――インタビュアー
マネジメント業務において、やりがいを感じる瞬間はどのようなときでしょうか?
――森田さん
やっぱり、スタッフとの面談で「働きやすくなりました」「今すごく楽しいです」と言ってもらえた瞬間ですね。直接そう言ってもらえると、「ああ、やっていてよかったな」と心から思います。
あとは、自分が意識して整えた環境の中で、スタッフがそれぞれの仕事に集中できている様子を見たときも、「よし、今はちゃんと回ってるな」と実感できる瞬間です。
――インタビュアー
それだけスタッフ一人ひとりの様子を見て、気を配っていらっしゃるのですね。
――森田さん
そうですね。現場にいるスタッフが、余計なストレスを抱えずに、それぞれの役割に集中できる状態が理想です。スタッフが「自分の評価」や「自分の成長」にだけ意識を向けられているときって、マネジメントとしては成功している証拠なんです。
逆に、ちょっとした不安や不満が続くと、そこに気を取られてしまう。だから、そうなる前に気づけるようにしています。
訪問介護は「命と暮らしを守る現場」。現場職へのリスペクト
――インタビュアー
訪問介護の仕事そのものに対して、どんなやりがいを感じていますか?
――森田さん
訪問介護の魅力は、やっぱり「その人の生活そのものを支えている」ということです。たとえば、ヘルパーが来なかったら命の危険がある方もいるんですよね。だからこれはただの仕事じゃなくて、「命を預かる責任のある現場」なんです。
実は私は、現場の実務が得意な方ではないんです。身体介護や家事援助など最低限はできますが、「私よりもっと現場のプロフェッショナルなスタッフはたくさんいる」と思っています。
――インタビュアー
だからこそ、現場で働くスタッフへのリスペクトが強いのですね。
――森田さん
本当にそうです。だから私は「私が一番活躍できるのは現場ではなく、マネジメント」と割り切って、現場で頑張っているスタッフを支える立場で貢献しようと考えています。
現場があってこその私たちマネジメント。訪問介護の現場は尊敬に値する仕事です。
数字を達成し、拠点を広げ、未来をつなげる
――インタビュアー
今後の目標やチャレンジしたいことがあれば、ぜひ教えてください。
――森田さん
まず目の前の目標は、現在管轄している4拠点すべてにおいて、必要な人材を採用し、安定した体制を整えることです。
それに加えて、フィールドマネージャーとしての役割を拡大して、担当拠点数を8つまで広げることが次のチャレンジですね。現状はまだ半分ですが、必ずその水準に乗せていきたいと思っています。
――インタビュアー
マネージャーとしての成長だけでなく、組織全体の拡大にも責任感をもって取り組まれているのですね。
――森田さん
はい。そのためには、自分だけが頑張るのではなく「管理職の育成」も急務だと感じています。今、私が担っている業務の一部を、適切に引き継げる人材を育てないと、本当の意味で組織としての成長はできないですから。
自分の管轄だけで完結するのではなく、仕組みとして続いていくような基盤づくりが、次のテーマですね。
もっと若い人へ、「介護っていい仕事だよ」と伝えたい
――インタビュアー
さらにその先、10年後・20年後を見据えた将来のビジョンはありますか?
――森田さん
最終的には、教育分野にも関わっていきたいと思っています。私自身、小学5年の職場体験で介護の面白さに出会いました。だからこそ、若い人たちにも早い段階でこの仕事の魅力を知ってもらいたいんです。
――インタビュアー
介護業界への入り口そのものを広げたいということですね。
――森田さん
はい。専門学校や大学、もしくはもっと手前の高校・中学でも、「介護ってこんなに人のためになるんだ」「こんなに面白い仕事なんだ」と思ってもらえるような取り組みができたらいいなと考えています。
世間ではどうしても「大変」「きつい」というイメージが先行しがちですが、実際には人の人生に寄り添える、すごく尊い仕事だと思っています。そうした魅力を、もっと伝えていきたいですね。
転職に迷う人へ。「変化を楽しめる人は、絶対に成長できます」
――インタビュアー
最後に、今まさに転職を考えている方へメッセージをお願いします。
――森田さん
迷っている方に、まず問いたいのは「あなたは変化を嫌うタイプですか?それとも楽しめるタイプですか?」ということです。
ドットラインでは、毎日のように変化が起きます。やることも増えるし、改善も繰り返される。でもその分、一年前の自分と今の自分を比べたときに「全然違う」と思える成長があります。
――インタビュアー
その変化を前向きに捉えられる人には、まさにぴったりの環境だと。
――森田さん
はい。もし今の環境に物足りなさを感じていたり、「自分の可能性をもっと広げたい」と思っているなら、ぜひ一度ドットラインの門を叩いてみてほしいです。
「変化を楽しむ人」にとって、ここは本当に成長できる場所だと思います。
次世代をけん引する若きマネージャー
「変化を楽しむ人こそ、成長できる」という言葉の通り、自らの意思で環境を変え、学び、キャリアを切り拓いてきました。
現場での悩みに寄り添い、面談を通して“辞めない理由”を見出すマネジメントは、介護業界に新しい風をもたらしています。
教育分野への関心も語った彼女の姿勢からは、訪問介護の未来を担う「次世代のリーダー像」が垣間見えました。