主任介護支援専門員
(主任ケアマネジャー)

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主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)とは?

2006年の介護保険制度の改正で設けられた「主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)」は一般のケアマネジャーの上級資格。ケアマネジャーの指導や育成を担当する「ケアマネジャーのリーダー」です。

介護支援専門員(主任ケアマネジャー)の仕事

ケアマネジャーは介護保険サービスの要。居宅介護支援事業所や介護老人福祉施設、地域包括支援センターなどで、利用者の介護サービス計画書(ケアプラン)を作成し、市町村や医療機関、利用者のご家族との連絡調整を行う仕事です。ケアマネジャーには在宅介護のプランを作成する「居宅ケアマネ」と老人ホームやデイサービスなどで行われる施設介護のプランを作成する「施設ケアマネ」の2種類があります。

主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)資格を取得するメリット

ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所、介護老人福祉施設、介護療養型医療施設などの介護施設でケアプランの作成の仕事をしていますが、地域包括支援センターや特定事業所加算を取得した事業所では、主任ケアマネジャーが必ず在籍していなければいけないので、主任ケアマネジャーは働く場所の選択肢が、ケアマネジャーより多いのが特徴。給料も高くなるため、やりがいのある転職に有利な資格と言えるでしょう。

主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)の難易度・受講料など

主任介護支援専門員になるには、次のようなプロセスが必要です。

  1. 介護支援専門員実務研修受講試験に合格してケアマネジャーになる
  2. 厚生労働省が指定した実務研修や専門研修を受講する
  3. 主任介護支援専門員研修を受講する

なお、主任介護支援専門員は5年に一度、更新研修を受けなければなりません。

主任介護支援専門員研修を受講できる人

主任介護支援専門員研修を受講できる人の条件についてみていきましょう。

  • 専任ケアマネジャーの勤務期間が通算で5年(60カ月)以上ある人
  • ケアマネジメントリーダー養成研修を修めた人、
    専任のケアマネジャーの勤務期間が通算3年(36か月)以上ある人
  • 主任介護支援専門員に準ずる者として、地域包括支援センターに勤務する人
  • ケアマネジャーの業務に関して十分な知識と経験を持っていると、都道府県によって認められた人

主任介護支援専門員資格取得に必要なカリキュラム

介護支援専門員(ケアマネジャー)が主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)になるためには、専門的な研修を受ける必要があります。
  • 実務研修 87時間
  • 専門研修課程Ⅰ 56時間
  • 専門研修課程Ⅱ 32時間
  • 主任介護支援専門員研修 70時間

カリキュラム受講料の目安

主任介護支援専門員研修の受講料は都道府県によって値段が違います。東京都の場合は52,600円です。

主任介護支援専門員研修の難易度

主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)になるには、ケアマネジャー試験に合格した後、実務経験を経て研修を受けなければなりませんが、ケアマネジャーよりも就職先が多く、年収も上がります。

行政や病院との連携を取り、地域の医療や福祉をよりよいものにしていける、やりがいのある仕事「主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)」をめざしてみてはいかがでしょうか。

主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が活躍できる職場

地域包括センターや特定事業所加算取得の事業所

地域包括センターは、主任介護支援専門員の配置が義務付けられています。他に、特定事業所加算を取得する事業所も配置が義務付けられているのです。2006年に生まれた新しい資格ですが、義務付けられているため需要が高くなっています。

介護現場全般で求められている

主任介護支援専門員は、基本的に介護関連の施設全般で求められています。介護支援専門員の上位資格で、管理職と同様の立場です。介護支援専門員のまとめ役で新人の教育係ですから、居宅介護支援事業所や介護老人福祉施設や介護療養型医療施設など、介護関連の職場で求められます。

主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)の上手な転職のコツ

リーダーとしてふさわしいと感じられるアピールが必要

主任介護支援専門員は、ケアマネージャーのまとめ役で管理職ですから、雇用する側は「リーダーとして活躍してくれるかどうか?」を見ています。主任介護支援専門員として、経験の中から新人育成の成功例やトラブル解決の実例を面接対策として用意したほうがいいでしょう。

コミュニケーション力をアピール

管理職は職員をまとめる立場のため、高いコミュニケーション能力がとくに求められます。ケアマネージャー以外に、多くの立場の人とコミュニケーションを取らなければなりません。うまく連携してトラブルを乗り越えた事例があればアピールできます。

給与面で希望を伝えることも大事

「給与のことをいうと嫌がられるのではないか」と不安な方もいるかもしれません。当然、相場よりはるかに高い希望をいえば、難色を示されますが、常識的範囲内なら雇用側も検討してくれます。「高待遇でもぜひ来て欲しい」という経験や知識や能力があると認められれば大丈夫です。遠慮は無用のため、待遇に関する要望はしっかり伝えましょう。

主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)に必要なスキル

専門知識とスキルは必須

主任介護支援専門員の資格を取得するだけでも、高い知識とスキルがあると判断されます。都道府県ごとに設けられている主任介護支援専門員研修を受講し、全過程を修了すれば取得という流れです。ただ、受講資格は専任の介護支援専門員として5年以上従事といった高い条件もあります。「単純に勉強して取得した」以上の知識や経験やスキルが求められるでしょう。

コミュニケーション能力は非常に大事

プロとして利用者やその家族との報連相は必須です。病院や自治体との連携も求められます。職場や他所のケアマネージャー、地域の介護に関する問題を解決するため関係各所とのコミュニケーションも必要です。管理職としてケアマネージャーの育成や指導もしないといけません。コミュニケーション能力が高くないと勤まらないのです。

マネジメントスキル

コミュニケーション能力にも通じますが、マネジメントスキルも必要です。コミュニケーション能力が高くても、ケアマネージャーをまとめて動かせられるだけのリーダーシップや適切な判断力がないと、連携もうまくいきません。業務に支障が出れば「わたしは主任介護支援専門員」といっても人はついて来てくれないでしょう。プランニングスキル、問題解決能力などの高いマネジメントスキルがあることで認められます。

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引用元:ドット365公式HP
https://pj.dotline-jp.com/jigyousho_kibou/
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