このサイトは 「ケアパートナー株式会社」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
当サイトのスポンサーであり、全国でデイサービスや訪問介護、グループホームなどを展開するケアパートナーに協力していただき、スタッフ1,675名にアンケートを取りました。
みなさんは、介護士という仕事のやりがいを、どこに感じていらっしゃるのでしょうか。
ほとんどの方が、「お客様」とのかかわりがやりがいだと感じているようです。具体的に、どういうところなのか、いくつかコメントを紹介します。
それ以外のやりがいをあげた方の意見も見ていきます。
自己スキルに関すること、スタッフのチームワークなどが挙げられました。
もっとくわしいお話を、現役介護福祉士の方にお伺いしてみました。
現在31歳。介護福祉士として、デイサービス施設・ケアパートナー川口でバリバリご活躍中の濱田さん。実家の両親・親戚に「向いているんじゃない?」と言われて介護の業界に飛び込んだそうです。仕事のやりがいや会社の働きやすさ、将来の夢まで、色々とお伺いしてみました。
マイクを持つのは、最初はめちゃめちゃ苦手でした!今ではやっと慣れましたけど。レクリエーションで声を出すとかも苦手で。
1対1の会話は好きなんですけど、大勢の前で話すとかは苦手で…。この仕事について、一番の壁はそこだったかもしれません(笑)。
介助は「ボディメカニクス」という体の使い方を習うので、それでだいぶ楽にできます。もちろん相手は人間なので、予期せぬことが起こったり、自分も3年前に初めてぎっくり腰をやってしまったりというのはありますが。
排泄物は、わかって業界に入ってきていますからね。自然の摂理ですし、受け入れるのはそれほど難しくなかったです。
施設によると思うのですが、自分がいたところには介護度が高い方も多かったので、デイサービスのほうがお客さまが元気だなと思いました。元気なデイの方たちが、デイサービスに通う過程で、もっと体が動かせるようになると、すごく嬉しいですね。
色々ありますが…そうですね。やっぱり、お客さまの進歩や成長を感じると、「やってて良かったな」と思いますね。
名前を憶えてくださったり、「ありがとう」と言われたり、毎日何かしら「いいこと」がある仕事ですよ。
相手の話を傾聴できて、それに対して返せる人。気配りができる人ですかね。
人生経験豊富な方々ですから、この人は自分の話を熱心に聞く人かどうかというのは、こちらが思っているよりも見られていると思います。生半可な対応では見破られますよ!(笑)。
そうですね。程よい距離感は大事です。そんなに心配しなくても、仕事を続けていれば自然といい距離感をつかめると思いますよ。
前は夜勤がある施設にいたのですが、ケアパートナーはデイで夜勤がないのに、給料が一緒くらいです。正社員の待遇は良いと思います。
大きい会社(※大東建託グループ会社)なので、福利厚生なども充実していて、残業代もきっちりつくので、安心して働けます。
実は、いずれ学生さんに介護のことを教えるような仕事に携われたらいいなと思っています。介護業界の土台を作る仕事というか。
「介護の仕事をしたい」と思う若い子って、本当に少ないと思うんです。でも、これからもっともっと人手が必要になる時代が来ます。少しでも若い世代に介護の業界を知ってもらうきっかけを作れれば…。
ありがとうございます。
介護職とは、一般的に介護が必要となった高齢者の身の周りのお世話をする介護士・介護福祉士のことを指します。仕事の内容は勤務する施設によって変わってきますが、主な業務は以下の通りです。
入浴のサポートは、入所型の介護施設・日帰りのデイサービス・訪問介護とどの場面でも行われるものであり、介護士の主な仕事のひとつとなっています。
介護を必要とする方、その家族の方にとって入浴は非常に負担の大きいものですから、介護士はそれをできるだけ軽減できるよう丁寧にサポートしていきます。
入浴サポートの主な仕事は、まず入浴前の体温・血圧・脈拍・呼吸などのチェック。その後、安全に入浴ができるようお風呂場の環境を整え、高齢者が転ばないよう気をつけながら入浴を楽しんでもらいます。
介護が必要な高齢者の中には、噛む力・飲み込む力の弱い方がいます。
そういった方でも安全においしく食事ができるよう、介護士はキメ細やかなサービスを提供します。
まず、姿勢が悪いと食べ物をのどに詰まらせやすくなるため、正しい姿勢を整えることからスタート。1人で食事ができる場合はそれを見守り、1人での食事が難しい場合はスプーン等で口まで食事を運びます。食事はただの栄養摂取ではなく、生きる楽しみのひとつでもあります。
いろいろと声をかけながら、食べることを楽しんでもらうのも介護士の仕事です。
食事をした後は、口の中を清潔に保つよう歯みがき・うがい・入れ歯などのケアを行います。
口の中に食べ物が残っていたりすると詰まりの原因になりますし、衛生状態が悪くなるとむし歯・歯周病・口臭などにもつながります。
介護では「できることは自分でやってもらう」のが基本ですから、使いやすい歯ブラシを用意して、できるだけ自分で歯みがきをしてもらいましょう。介護士は最後に磨き残しのチェックをし、同時に歯・舌・粘膜に異常がないかどうかも確認します。
介護が必要な方の中には、トイレでの排泄が難しくなっている方も見られます。
尿意・便意に気づきにくくなっているケースも多いため、「トイレに行きたくはないですか?」と定期的に声をかけ、トイレに誘導したり排泄のサポートを行います。
こちらも1から10までお手伝いするのではなく、高齢者ができないことだけを助けるのがポイント。とくに下のお世話はデリケートな問題のため、尊厳を傷つけないよう細心の注意を払う必要があります。おむつ交換の場合も、高齢者が嫌な気分にならないよう手早く作業を進めることが大切です。
デイサービスなどの施設に勤務する場合、高齢者のためのレクリエーションを考えたり、それを実施するのも介護士の仕事となります。
レクリエーションは単なる気分転換ではなく、体の機能回復や認知症予防を目的に含んでいるため、そういった効果が得られるようなものを考案します。
レクリエーションで大切なのは、リズムゲーム・お手玉・折り紙といった、誰にでもできて高齢者が「楽しい」と思ってくれるものを考えること。レクリエーションを通じて高齢者が元気になる姿を見ることは、介護士のやりがいのひとつと言えるでしょう。
高齢になると筋力が落ち、起きる・立ち上がる・歩くといった動作が難しくなることがあります。転倒して体を痛めるとそのまま寝たきりになってしまうケースも多いため、介護士はそれを防ぐためのサポートを行います。
主な仕事内容は、ベッドで寝ている状態の高齢者の体を起こす、イスやベッドからの車イスへの移動、歩くときの補助など。体がベッドやイスから落ちてしまったり、関節などをひねったりしないよう注意しながら、適切なサポートを行います。
厚生労働省が調査した「介護従事者等の平均給与額の状況」によると、平成29年度(2017年)における介護職員(常勤)の平均月給は297,450円。平均給与額は基本給に各種手当と一時金(4~9月支給金額の1/6)を加算したものですが、平成28年度(2016年)の平均月給283,790円に比べると13,660円も増加しています。
今後も介護へのニーズは高まる一方であり、介護士の不足も深刻となっているため、人材不足解消と働きやすさを目的としたさらなる待遇アップが期待できます。